【フランス新型コロナ】パリは警戒最大区域に指定
新型コロナウイルスの感染状況が悪化しているフランス。
8月のバカンスが終わり、9月に入ってからは、1日当たりの新規コロナ感染者数が1万人を超える日が多く続いています。
南仏のマルセイユなどは、すでに警戒最大区域に指定され、9月26日からはレストランやバーが閉鎖なっていましたが、10月5日(月)からは、パリとパリ首都圏の3地域(Hauts-de -Seine, Saine-Saint-Denis,Val-de-Marne)もついに警戒最大区域(zone d’alerte maximale)に指定されました。
少なくとも15日間(10月19日まで)は警戒最大区域に指定され、感染拡大を防ぐための措置が取られます。
10月5日の午前中に、Anne Hidalgoパリ市長とパリ警視庁のDidier Lallement氏がテレビ会見を行い、警戒最大区域に指定された地域の措置の詳細を発表しました。
ここでは発表された措置の一部を簡単にまとめてみました。
・6日(火)からは、バーが閉鎖。
・レストランは閉鎖せず、厳重な感染予防対策の上、営業可。(テーブル間隔を1メートル空ける、1テーブル最大6人まで、テーブルでの会計など)
・1000人以上の人が集まるイベントの禁止。
・公道での10人以上の集まりの禁止。(職場やデモ、葬式、マルシェなどの例外を除く)
・学生の夜のパーティーの禁止。
・プールやジムなどのスポーツ施設の閉鎖。(未成年は可)
・展示会や見本市、サロンなどは禁止。
・劇場や映画館は閉鎖しない。
・商業施設の入店は4平方メートルあたり客1人に制限。
・22時以降の公道でのアルコールの販売および消費は禁止。
・6日(火)からは、大学は50%以上の学生を受け入れない。
・高齢者施設への訪問は予約制で、最大2人までの訪問が可。
現在、フランスでは死者数も徐々にまた増え始めてきており、コロナ患者による病院のベッドの使用率も高くなってきてるようです。
10月4日には、「ケンゾー(KENZO)」の創業者である日本人の有名ファッションデザイナーの高田賢三さんも新型コロナに感染し、パリ郊外の病院で、81歳でお亡くなりになられました。
心よりご冥福をお祈りします。