パリ警視庁でナイフによる襲撃事件が発生
2019年10月3日、お昼過ぎに自宅でテレビを見ていたら、悲しいニュースが速報で流れてきました。
本日、午後13時頃、パリ警視庁で職員の男性が警察官ら同僚4人をナイフで襲撃し殺害したとのニュースでした。容疑者も建物の中庭で射殺されたとのことです。
事件後、マクロン大統領やエドゥアール・フィリップ首相、クリストフ・カスタネール内相も現場に駆け付けました。
容疑者は45歳で2003年から16年間、パリ警視庁で勤務していたみたいです。報道によると耳に軽度の障害があったとのこと。そして約1年半前にイスラム教に改宗していたとの報道もでています。奥さんと2人のお子さんもいたみたいですね。
容疑者の自宅の近所の住民らによると容疑者は物静かで挨拶を欠かさない優しい感じの性格だったとのことで、近所の住民らは驚きとショックを隠せないようです。
事件の動機ははっきり分かっていないようです。一部の報道では職場でトラブルがあったと言われていますが、本人が亡くなっているので、実際のところは分からないですね。
被害者は男性3人と女性1人です。
パリ警視庁はパリの中心シテ島に位置しており、ノートルダム大聖堂からも近い場所なので観光客などもたくさんいる場所です。
また、ビザの更新などの各種手続きも行っているので、パリ在住の外国人にとっても馴染みのある場所だと思います。
今回、そんな場所で殺人事件が起こってしまい非常に残念な気持ちで、被害者はもちろん、被害者の家族や友人を思うと心が痛みます。
今年に入ってから警察官の自殺者が50人以上に上り、昨日(2019年10月2日)は警察官の労働環境の改善を訴えるための大規模なデモがパリで行われたばかりだったので、今回の事件は社会的問題の視点からも注目があったと思います。
Mes sincères condoléances aux familles et aux proches des victimes.