コルシカ島伝統のお菓子「カニストレリ」

2020年8月15日

皆さんは CANISTRELLI(カニストレリ)というコルシカ島伝統のお菓子をご存じですか?

ちなみにコルシカ島とは、地中海に位置する海がとてもキレイなフランス領の島です。

フランス語ではCorse(コルス)と言います。また、Île de Beauté(美の島)ともよく言われています。

フランス人のバカンス先としても大人気の島です!

ナポレオンの故郷としても有名ですね。

パリからは飛行機で約1時間半で行くことができます。

夫がパリで期間限定でコルシカ島の名産品を販売しているお店をたまたま見つけたので、何袋か買ってきてくれました。

夫はコルシカ島出身なので、パリでコルシカ産の物を見つけると買わずにはいられない様子。そして、コルシカ島の美味しいものについてはよく知っている。

コルシカ島ではカニストレリを手作りする家庭も多いんだそうです。

見た目は超シンプルなただのビスケットですが、すっごく美味しい!

味の種類はナチュラルや白ワイン、クレモンティーヌ(オレンジっぽいやつ)、栗、レモン、アニス、イチジク&クルミなど豊富にあります。

中でも私の1番のおススメはピンク色のパッケージのCANISTRELLI au Vin blanc AOC de Corse(コルシカ産の白ワイン味)です。

食感はサクサクというよりもザクザクとした感じです。白ワイン味のビスケットはとにかく香ばしくて、今まで食べたことのないような独特で新鮮な風味です。

白ワイン味のビスケットは本当に美味しいので、食べ始めるとずっと袋に手が伸び、1袋あっという間にバクバク食べてしまいそうなほど、ハマっています。笑

クレモンティーヌも柑橘系の爽やかな味がして美味しかったです。

栗の小麦粉で作ったビスケットもコルシカ島ならではの味です。

ビスケットはどれも甘めなので個人的には紅茶(ストレート)とよく合うと思います。

ちなみにこれらのビスケットはすべて sans huile de palme(パーム油不使用)です。フランスではインドネシアなどの東南アジアの森林伐採を抑制するため、パーム油の輸入が規制・削減されているそうです。そのため、フランスではお菓子やチョコレートなどのパッケージによく sans huile  de palme と表記されています。

パリではなかなか購入することが難しいと思いますが、コルシカ島では普通のスーパーなどでも売っているようです。

パリにはコルシカ島の専門店がいくつかあるので、もしかしたら、そこでも購入できるかもしれません。

ちなみにパリでは1袋350gで5ユーロしたそうです。たぶんコルシカ島でならもっと安く買えると思います。

次回、コルシカ島へ行ったら、色々な種類のカニストレリを食べ比べてみようと思っています。

人によって好みは違うと思いますが、コルシカ島へ行った際は是非、カニストレリを試してみてくださいね!

【関連フランス語】
la Corse : コルシカ島
le biscuit : ビスケット
la clémentine : クレモンティーヌ(みかんの一種)
la châtaigne : 栗
le citron : レモン
la figue : イチジク