【フランス語】赤ちゃんや子どもへの可愛い愛称10選

愛情表現がとても豊かな愛の国フランス。

恋人やパートナー間ではもちろんの事、赤ちゃんや子どもに対しても愛情や親しみを込めたたくさんの可愛らしい愛称がフランス語に存在します。

私もフランスでの出産・育児を機に様々な愛称を生活の中で学びました。

そこで今回は、赤ちゃんや子どもに対する可愛いフランス語の愛称10選を日仏家庭の我が家でよく使うものや公園などでよく耳にするものを中心にまとめてみました。

ma chérie / mon chéri

chéri(e)」には「愛しい、大切な、最愛の」という意味があり、日本語に直訳すると「私の愛しい人」という意味。

赤ちゃんや子どもに限らず、恋人間でも一般的に高い頻度で使われる愛称。

女性に対しては「ma chérie(マ・シェリ)」、男性に対しては「mon chéri(モン・シェリ)」。

mon (petit) cœur

cœur 」は「」という意味。愛情を込めた呼びかけで「あなた、愛しい人」という意味の愛称。

フランス人ママさんから出産祝いで頂いた赤ちゃんの洋服にも「mon petit cœur」と書いてありました。

「モン(プティ)クール」という発音の響きも可愛らしいですね!

ma poupée

poupée」は「人形」という意味で女性や女の子に対してよく使われる愛称。

「お人形さんのようにかわいい子ちゃん」という感じで、我が家でも娘たちに対してよく使っています。

「マ・プぺ」という発音も短くて言いやすいし可愛い♡

ma puce

puce」は「ノミ(蚤)」という意味。

「子どものことをノミ?と呼ぶの⁉」と最初に聞いた時は驚きましたが、「ノミ=小さい(おちびちゃん)」という意味でフランスでは、赤ちゃんや子どもに対して非常によく使われる愛称です。

夫も娘たちに対して「マ・ピュス」とよく呼びかけています。

loulou(tte)

小さい子どもや女性に対する愛称で「かわいい子ちゃん」という意味。恋人にも対してもよく使われている表現。

「ルル」という響きがとても可愛い♡

bout’chou

chou 」は「キャベツ」という意味。「bout」は「端、先」という意味ですが、「bout de 無冠詞名詞」で「~の断片、少しの~、小さな~」という意味があり、直訳すると「キャベツのかけら」という感じですが、「bout de chou」で「おチビちゃん」という意味になり、赤ちゃんに対してよく使われる愛称。

フランスのスーパー「Monoprix(モノプリ)」で販売している子ども用品のブランド名にもなっています。

ma (petitte) cocotte

cocotte」は幼児語で「鶏、コッコ」という意味。

「かわいい子ちゃん」という意味で女の子や女性への呼びかけによく使われる愛称。

「マ・(プティット)ココット」というこの愛称も我が家では娘たちに対してよく使っています。

mon (petit) lapin

lapin」は「うさぎ」という意味。「私の可愛いウサギちゃん」という感じの意味で子どもに対してよく使われている愛称。

「モン(プティ)ラパン」、これも響きが可愛い♡

mon poussin

poussin」は「ひよこ」という意味。「私のひよこちゃん(おちびちゃん)」という小さい子どもに対する愛称。

読み方は「モン・プサン」。

mon grand / ma grande

「grand(e)」は形容詞で「大きい」などの意味があり、名詞では「大人」という意味もありますが、子どもに対しての呼びかけとして「mon grand(男の子に対して)」「ma grande(女の子に対して)」という表現がよく使われます。

夫も娘たちに対して「マ・グランド」とこの愛称をよく使うのですが、意味的には「私にとっての大きな存在、大切なもの」といった意味で使っているようです。

いかがでしたか?

可愛らしい愛称がたくさんありますよね。

ここで紹介した意外にも、例えば、「ma crevette(私の子エビちゃん)」みたいに動物の名前を使った愛称などがたくさんあります。

パリの公園で見かけたフランス人ママさんは、子どもを注意する時や叱る時でも、自分の子どもに「Viens ! mon cœur」と愛称で呼びかけており、とても素敵だなという印象を受けました。

名前で呼ばれるのもいいけれど、「私の大切な人」などの愛情がこもった愛称で呼ばれると、子どもも「愛されているな」と感じてくれそうですね。