手作りガレット・デ・ロワに初挑戦!

1月6日は公現祭の日。フランス語では、エピファニー(仏:épiphanie)と呼ばれ、西方教会においてイエス・キリストの顕現を祝う祝日です。

フランスでは、公現祭の日にガレット・デ・ロワを食べてお祝いする習慣があります。(南仏だと砂糖漬けのフルーツが乗ったブリオッシュが主流。気になる方はこちらもお読みください→南フランスの伝統菓子「ブリオッシュ・デ・ロワ」

日本でもガレット・デ・ロワはだいぶ浸透してきていますね。

クリスマスが終わって、新年を迎えるとスーパーやパン屋さんなどにガレット・デ・ロワがずら~りと並び始めます。

フランスに来てからは、毎年、「自分で作ってみたいな」と思いつつも、結局めんどくさくなって、近所のパン屋さんでガレットを購入していましたが、2022年の今年は、重い腰を上げて、手作りガレット・デ・ロワに初挑戦してみました!

パイ生地作りは私には難易度が高いので、スーパーで売っている市販のパイ生地シートを購入。ちゃんとガレット・デ・ロワ用にパイ生地シート2枚と冠、フェーブがセットになって売っていました。これで3€ちょっとのお値段でした。

この時期になると、自分でガレット・デ・ロワを作るフランス人も多いらしく、夕方のスーパーのパイ生地コーナーはガラガラで、最後の一つを運よくゲットしました。

バターと砂糖、卵、アーモンドパウダー、ラム酒を混ぜ合わせて、アーモンドクリーム(crème d’amande)を作り、パイ生地シートの上にクリームを乗せて、フェーブを仕込みます。

もう一枚のパイ生地シートをかぶせ、ケーキの型を使って生地を丸くカット。ナイフで好きな模様を描いたら、卵黄を刷毛で全体に塗ります。

200℃に予熱したオーブンで約30ほど焼けば完成です!

王冠で飾ったら、ちゃんとお店で売っているようなガレット・デ・ロワっぽくなりました!

がっ...実は失敗しました(涙) 

オーブンで焼いている途中に、中のクリームが少し流出してしまいました。慌ててスプーンでクリームをなんとか中に押し込んだものの、見た目はちょっと残念な結果に。

原因は、2枚目のパイ生地シートをかぶせる前にアーモンドクリームの周りの生地に卵を塗り忘れ、2枚のパイ生地シートをしっかりくっ付けるという作業を忘れたこと。(※これ重要です!

あと、ガレットの中心に空気を抜くための小さな穴を開け忘れたので、少し生地が膨らみすぎてしまいました。

まぁ、こんな感じで、私の記念すべき初めての手作りガレット・デ・ロワは失敗してしまいましたが、夫からは「経済的だし、お店で買ったものより美味しい」と言ってもらえたので、とりあえず満足です。

自分で言うのもあれですが、見た目はともかく、味は確かにすごく美味しかった!笑

お店で買うと値段が高いので、これからは自分で作ろうと思います。

パイ生地から作るのは難しいと思いますが、市販のパイ生地を使えば、とっても簡単に作れるので、皆さんも是非、手作りガレット・デ・ロワに挑戦してみてくださいね!