【フランス新型コロナ】フランス全土で再びロックダウン

新型コロナウイルスの第2波の影響で、10月25日に24時間以内の新規感染者が5万2千人を超え、感染状況が急速に悪化しているフランス。

27日には病院と高齢者施設で、合計523人もの方々がコロナウイルスの感染により亡くなりました。

2020年10月28日(水)、夜20時に、マクロン大統領が国民に向け、約20分間のテレビ演説を行い、国内のコロナウイルス感染拡大防止のための新たな措置を発表しました。

今回はマクロン大統領が発表した措置内容について以下に簡単にまとめてみました。

新たな措置

・10月30日(金)から12月1日(火)までの約1ヵ月間、フランス全土に再び外出禁止令(仏:reconfinement)が発令。

・仕事や生活に必要な最低限の買い物、通院、自宅周辺での軽い運動などの外出は可能だが、外出証明書(attestation)の所持が必須

・大学はオンライン授業。

・保育園、小学校、中学校、高校は閉鎖されない。

・レストランやバーなど生活に最低限必要でない店は全て閉鎖。

・フランス国内の地域間の移動は禁止。(Toussaintのバカンスからの帰りの場合は除く)

・在宅勤務が不可能な人以外は在宅勤務。

・高齢者施設(Ehpad)への訪問は感染予防の規則を守れば可能。

・15日後に感染状況を確認し、状況が改善されていれば、少しづつ規制を緩和していく。

・1日の新規感染者数4万人から5000人に減らすのが目標。

詳しい措置内容については後日、カステックス首相からまた発表があるようです。

今回のマクロン大統領の発表前から、リコンフィヌモンは噂されていたので、3月のロックダウン前と同様に、スーパーには、パスタやトイレットペーパー、水、小麦粉などを買い溜めする人たちの姿がちらほら見られました。

今回のロックダウンにより、クリスマス前には感染状況が落ち着いて欲しいなと思います。