【フランス新型コロナ】オミクロン株が流行&パリでは屋外でのマスク着用が再び義務化

2021年12月27日(月)、カステックス首相とヴェラン連帯・保健大臣が国民に向けて会見を行い、フランスの新型コロナウイルスの現在の状況や新たな措置などについて発表しました。

今回は、在フランス日本大使館から送られてきたメールやフランスのニュースなどを参考に会見の発表内容と現在の状況を簡単に以下にまとめてみました。

フランスの現在の状況

・デルタ株の流行はまだ収束せず、新たにオミクロン株が流行中。

・最近では、コロナ渦が始まって以来の新規感染者数を記録している。

12月25日→新規感染者10万人超え(104611人)
12月28日→新規感染者約18万人(179807人)
12月29日→新規感染者20万人超え(208000人)
 
新たな措置
 
マスクの着用義務化
マスクの着用義務化はすでに屋内の公共施設に適用されているが、都市部においては屋外にも適用される。※パリは12月31日(金)から屋外でのマスク着用が再び義務化。
 
衛生パス(pass sanitaire)からワクチンパス(pass vaccinal)へ変更
閣議で、1月15日以降、衛生パスをワクチンパスに変更する法案を承認した。したがって、法案が国会で採決されれば、レストランや映画館への入場、長距離移動の際にはワクチン接種の有無が確認されることになり、抗原検査やPCR検査の結果だけではパスは有効ではなくなる
 

・12月31日の大晦日の夜間外出禁止令は発出されない。

・学校の新学期は予定どおり1月3日から開始される。

3回目のワクチン接種開始時期の前倒し
28日から、現在、2回目のワクチン接種もしくはコロナに罹患後1回目のワクチン接種から4ヵ月以降としている3回目のワクチン接種開始を、3ヵ月以降に期間を短縮する。
 
テレワークの義務化
1月3日以降、テレワークが可能であるすべての企業及びすべての従業員は、当面3週間の間、週に最低3日のテレワークの実施が義務付けられ、可能であれば4日実施する。
 
立ち飲み食い等の禁止
1月3日から当面3週間の間、レストランやバーにおける立ったままでの飲食は禁止(着席での飲食は可)。また劇場や映画館等の公共施設、長距離移動を含む電車、コンサート、スタジアム等における飲食は禁止。

・スタンディングコンサート禁止
同様に、立ったままのコンサートも禁止。

大規模な会合の人数制限、新年の挨拶に関する会合の中止
屋内における大規模な会合は2,000人まで、屋外では5,000人までに制限される。また、1月における新年の挨拶に関する会合は、中止されなければならない。
 
 
新規感染者数が多く、死者数も1日あたり数百人のフランス。
 
私は先日に3回目のワクチン接種(3回ともモデルナ)を終えましたが、ワクチンを打っていても感染する人は多いので、ワクチンを打ったからといっても、まだまだ気が緩めないですね。
 
クリスマス前後、パリの薬局前にはPCR検査を受ける人達で長蛇の列ができていました。
 
知人たちからも「陽性だった」という声をたくさん聞くようになり、「明日は我が身かも」とひしひしと感じていますが、感染対策をしっかり行い、これからも気を付けて生活していきたいと思います。