フランスのコロナウイルス感染状況

2020年3月11日

現在、世界中で感染が拡大しているコロナウイルス。

フランスでは感染者数がついに1000人を超え、3月8日の時点で1126人の感染者が確認されました。また死者数は19人です。

特に感染者数が多いのはフランス北部に位置するオワーズ県。

フランス領であるコルシカ島のアジャクシオでも感染者が出たようです。フランス東部のミュルーズから戻った人たちのようです。

中国や韓国、イタリア、イランに続いてフランスは世界で5番目に感染者が多い国になってしまいました。

パリの多くの薬局ではマスクや消毒液が品切れで、最近はお店のドアに「マスクも消毒液もないよ」と張り紙が張ってあるお店をよく見かけます。

マスクが品切れでも、なぜか街でマスクをしている人はほとんど見かけません。たまにアジア人がマスクをしているのを見かけるくらいです。

「いったい誰がマスクを買っているのだろう?」とちょっと不思議な感じです。

同じアパートに住んでいる若い中国人男性はマスクをしていました。あと、公園で知り合った台湾人のママさんは「メトロやバスに乗る時だけマスクをする」と言っていました。

最近は本当に必要な人にマスクが行き渡るように国が管理を始めたみたいです。

感染者の増加に伴い、日本でもトイレットペーパーの買い占めが問題になっていると思いますが、フランス国内でもトイレットぺーパーやパスタの買い占めがニュースになっています。

上記の写真はカルフールというスーパーで3月10日に撮影したものです。

今のところ、私が住むパリの近所のスーパーにはトイレットペーパーやパスタ、米などは完全に品切れではないのですが、普段と比べると商品棚には空きができています。やっぱりコロナウイルスの影響なのでしょうか。

フランスの一部の地域では買い占めがあり、商品棚がガラガラみたいですが、パリも今後どうなるかわかりませんね。

ツイッターなんかを見ていると日本やフランスに限らず、オーストラリアやアメリカなどの他の国でも同じ現象が起きている様子。

フランスでは感染防止のために握手やビズ(頬と頬を合わせてキスする挨拶)を禁止する職場も増えてきたようです。夫の職場は禁止まではしていないそうですが、控えるようには言われているみたいです。

感染拡大を食い止めるために各国の政府は色々と対策をとっていますが、感染力が強いせいか、感染拡大を防ぐのはなかなか難しい...

まだまだ不安な生活は続くと思いますが、とにかく1日も早くウイルスの感染が終息するのを願うばかりです。