【フランス】第2フェーズの規制措置緩和

2020年5月28日(木)にフィリップ首相が会見を行い、規制緩和の第2フェーズに入る6月2日以降の規制緩和措置を発表しました。

現在、フランスはオレンジゾーン(感染がまだ広がっている地域)と緑ゾーン(感染状況が落ち着いている地域)の2色に色分けされています。

                        画像:Ministre des Solidarités et de la Santéより

フランスのだいたいの地域が緑ゾーンになりましたが、パリを含む Île-de-France、フランスの海外地域圏であるGuyaneMayotteの3地域はオレンジゾーンです。

オレンジゾーンと緑ゾーンの地域によって規制緩和措置の内容が異なる場合があります。

今回、フィリップ首相によって発表された規制緩和措置内容を以下に簡単にまとめてみました。

・6月2日以降、自宅から100km以上の移動が可能。

・6月2日以降、レストランやカフェ、バーの営業が再開。ただし、オレンジゾーンの地域はテラス席のみ。(営業には感染予防の措置実施が条件で、1テーブル最大10人まで。テーブル間の間隔を1m以上あける。従業員と客は移動時にマスクを着用。)

・6月2日以降、フランス全土の小中学校を再開。高校も段階的に再開していく。

・バカロレアの口頭試験は中止。

・5月30日の週末から、フランス全土の公園が開放。

・6月2日以降、美術館や博物館などの営業が再開。

・6月2日以降、緑ゾーンの地域では、プールやスポーツジム、劇場などが再開。オレンジゾーンの地域では6月22日以降に再開。

・6月22日以降、映画館が再開。

・少なくとも6月21日までは、公共の場での10人以上の集まりは引き続き禁止。

・6月15日まではEUの国境は制限。

・本国と海外県間を移動の際は、到着時に14日間の隔離が義務。

・6月22日からは第3フェーズに移行。

詳しくは、在フランス日本大使館のHPから詳細内容が確認できます。

まだまだ油断はできませんが、徐々に以前のような日常を取り戻せるといいなと思います。