【外出制限解除まで1週間】フランスの現状

2020年4月4日(月)、外出制限解除(予定)の5月11日まで後1週間になりました。

4日のフランス国内の死者数は306人で、死者数は合計25000人を突破し、25201人に。

緊急事態宣言( l’état d’urgence sanitaire)は5月24日までだったのが、2ヵ月延長し、2020年7月24日までになりました。この期間は、海外からフランス国内に入国する際には14日間の隔離が義務づけられたりします。また移動範囲も自宅から100km以内までと制限がかかります。

保健省のオリビエ・ヴェラン大臣は「Ne soyons pas trop pressés de faire des réservations(今年のバカンスの予約を急ぎすぎないで)」「Il y a, hélas, peu de chance pour que le virus décide, lui, de partir en vacances(ウイルスがバカンスに出かける可能性は低い)」とおっしゃっていました。

バカンス好きのフランス人にとっては、今年はつらい夏になりそうです。

一応、5月11日の外出制限解除に向けて、学校や職場などでも着々と準備を始めているようですが、万が一、感染状況が悪化すれば5月11日の外出制限解除も延長になる可能性もあるそうです。

感染者の少ない地域から段階的に制限を解除していく感じなので、現在は毎晩、地域ごとに3色(オレンジ)で色分けされ、感染状況が一目で分かりやすいようになっています。

赤は感染が広がっている地域で、緑は感染がそれほど酷くない地域。オレンジは中間。

現在はオレンジがありますが、5月7日以降は赤と緑の2色に分かれます。

赤の地域だと外出制限が解除された後も制限が厳しく、緑の地域だと制限が緩和され、公園などが解放されたりする予定のようです。

残念ながら(当然ですが)、私の住むパリは赤です。

外出制限が解除されても、しばらくは公園にも行けなそうだし、ちょっと遠出ができるくらいで、外出制限中の生活とそんなに変わらない感じになるかなと思っています。

すでにパリは人がかなり出歩いているような感じがしますが、外出制限解除後に第2波が来ないことを願っています。