【フランス新型コロナ】EU域外間の出入国禁止へ

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、3回目のロックダウンが噂されていたフランス。

2021年1月29日(金)、カステックス首相が記者会見を行い、新型コロナウイルスの感染防止措置の強化や現在の感染状況などを発表しました。

今回は、在フランス日本大使館から届いたメール等を参考に発表内容を以下に簡単にまとめてみました。

フランスの感染状況

・フランスは隣国と比べれば感染状況は抑えられている。

・現在、約27、000人が入院しており、そのうち、3000人以上が重症者である。

・1日あたりの新規感染者数は2万人以上、死者数は3桁。

・現在までに、150万人近くが1回目のワクチン接種を終えている。

・3度目のロックダウンはまだ回避するチャンスがある。

新たな措置

出入国に関して

・1月31日(日)0時より、仏とEU域外の国との間の移動は、フランスへの入国も、フランスからの出国も禁止。(特別な事情を除く)

・仏へのEU域内の国からの入国にあたっては、越境労働者以外、PCR検査の実施が必須。

・仏と海外領土との間の移動も、今後は特別な事情が必要となる。

商業施設に関して

1月31日(日)以降、食料品以外を取り扱う2万平方メートル以上の商業施設は閉鎖。

・2月1日(月)以降、大型商業施設の人数制限を強化。

・本措置により影響を受ける企業及び従業員は、当然ながら連帯基金や部分的失業制度等の支援の対象となる。

取締りの強化に関して

警察及び憲兵が、夜間外出制限の違反、闇パーティーの開催、違法なレストラン営業の取締りを強化。一人の身勝手な行動が全員の努力を損なうため、違反する者に対しては特に厳格な措置がとられる。

以上。

フランスでロックダウンに賛同する人は減ってきており、1回目のロックダウンに賛同した人は93%、2回目は67%だったのに比べ、3回目のロックダウンに賛同している人はたったの41%という調査結果が出ています。

引き続きの夜間外出禁止令や出入国等の新たな措置により、感染が少しでも抑えられ、3回目のロックダウンを避けれたらいいなと思います。