【ロックダウンから6週間目】パリの街の様子

2020年4月30日

今回は、ロックダウン6週間目のパリの街の様子について書きたいと思います。

パリの街といっても、自宅から1キロ以内までしか外出できないので、あくまで、私の自宅付近(パリの南の方)の様子です。

外出制限に飽きて、気が緩んできた人が多いのか、気温が25度を超える日もあってか、私の近所は外出制限中にしては結構な人出です。

*こちらの記事【ロックダウン中のパリでの日常生活】でも街の様子について少し書いています。

ざっくり言うと、朝と夕方(10時前と19時以降)はジョギングをしている人が多く、日中は、子どもとのお散歩や犬の散歩、食料の買い出しに出る人が多い感じです。

ジョギングは時間帯の制限(10時から19時まで禁止)があるため、皆が同じ時間帯に走るようになりました。人が密集して、逆に感染者が増えそうな気もしますが、日中にジョギングをする人がいないので、散歩をする側としてはありがたい。

平日の日中は自宅で仕事、子どもは勉強したりしているので、人出はそこまで多くありませんが、平日の夕方16時以降や週末は結構な人出です。

ベンチに座ってプチピクニックを楽しんでいる人や読書をしている人、日光浴をしている人の姿も見かけました。

ご高齢の方たちが5人くらい集まって、マスクなしで至近距離でお喋りしていたりも、、、

最近は、暑くなってきたのでマスクをしない人も増えてきたような気がします。

子どもたちは楽しそうにボール遊びをしたり、キックボードで走ったり、、、

カップルは手を繋いで楽しそうにお喋りしながらお散歩したり、、、

外出制限もう終わったのかな?と思ってしまうほど、なんだかもう日常の光景に近い感じです。

私の住んでいる所は観光地から離れており、近くに商店街などがあるのですが、週末の商店街は普段と変わらないくらいの人出です。

あまりにも人が多いので、警察官も一人ひとり外出証明書のチェックはせず、歩道に立って、道行く人々を監視しながら、怪しそうな人がいたら声をかけるといった感じでした。

日本でも外出自粛が始まってから、銀座などの都心は閑散になった一方、吉祥寺の商店街などは人で溢れているというニュースを聞いて、パリも一緒だなと思ってしまいました。

パリもエッフェル塔や凱旋門などの観光地周辺は閑散としているけれど、商店街みたいなところにはやっぱり人が集まってしまうという現象。

まぁ、場所によって街の様子は様々ですね。

パリ18区ではダンスをしている人たちもいたようです。ビックリ!

2020年4月27日、フランスの外出制限解除(5月11)まで後2週間になりました。

死者数は日によって減ったり増えたりしていますが、入院患者数や重篤者数は連日、減少傾向にあるので、政府も外出制限解除に向けて色々と策を練っており、おそらく予定通り5月11日からは学校も再開されたり(通学は希望者のみ)、徐々に規制が緩くなっていくと思います。

開放感から皆が一気に外出しなければいいのですが、、、

外出制限解除後がちょっと怖いですね。

以上、現地からでした。