【フランス新型コロナ】第5波が深刻なフランスで長女がコロナ感染

2021年11月頃からコロナの感染者が急増して第5波に見舞われているフランス。

2022年1月には、感染力の非常に強いオミクロン株の感染が急拡大し、1日あたりの新規感染者が30万人を超え、過去最多を更新しました。年明けすぐに学校も始まり、子どもたちの間でもコロナの感染が大流行!

そんな状況の中、ついに我が家の3歳半の長女もコロナ陽性になってしまいました。

今回は、長女のコロナ陽性発覚から家庭内での感染状況、症状などをまとめてみました。

長女のコロナ陽性発覚まで

新年が明けてから長女の通う幼稚園で次々とコロナ陽性の生徒が確認されるようになりました。

1月7日(金)に長女のクラスでコロナ陽性の生徒が数人確認され、長女は濃厚接触者(cas contact)に。週末明けの月曜日に登園するには抗原検査( test antigénique)かPCR検査( test PCR)の陰性証明書が必要だったので、日曜日に薬局で抗原検査を受けさせました。*現在は3回の簡易検査(autotest)でOK。

週末はどこの薬局でも検査を受ける人たちで長蛇の列ができいて、待ち時間はなんと1時間45分でした!

長女はこれまでも何度か検査を受けたことがあり、結果は毎回、陰性だったので、今回も「どうせまた陰性でしょう」と思っていましたが、結果はまさかの「陽性(positif)」!

フランスの毎日の感染者数を見ていたら、「感染するのも時間の問題だろう」とひしひし感じてはいましたが、いざ自分の子どもがコロナに感染したとなると、やっぱりショックだし心配でした。

家庭内の感染状況

長女がコロナ陽性ということで、当然、私たち家族全員が濃厚接触者に。

濃厚接触者になった時点で、私と夫も検査しなければいけなかったので、すぐに抗原検査をしました。結果は2人とも「陰性」。

潜伏期間がある可能性もあるので、検査が推薦されている2日後、4日後にも薬局で抗原検査をしましたが、結果は夫婦ともにまた「陰性」。

その後、私は少し咳が出はじめて心配になったので、念のために1週間後にも再検査。簡易検査で「陰性」でした。

長女とはいつも通りにキスやハグをして、超濃厚接触していたにもかかわらず、結果的には私たち夫婦はコロナに感染しませんでした。(ちなみに、私たち夫婦は長女のコロナ陽性が発覚する1,2週間前に3回目のワクチンを接種済み)

ワクチン接種のおかげなのか?すでに無症状で感染していて抗体があったからなのか?部屋の換気を頻繁に行っていたおかげか?理由は分かりませんが、家庭内感染しなかったのが不思議でモヤモヤした気持ちでした。

生後11ヵ月の次女は症状が出ましたが、「赤ちゃんは検査する必要ない」と言われたので、コロナかただの風邪だったのかは不明です。(希望すれば、唾液からコロナの検査ができる)

家族の症状

長女

無症状でいつもと変わらず元気いっぱいでしたが、コロナ陽性が発覚する数日前から片方の目に目やにがたくさん出て、目が痛いと言っていたので、もしかしたら、コロナウイルスによる症状の一つだったのかもしれません。

私と夫
無症状でいつもと変わらず。
 

次女(生後11ヵ月)

長女のコロナ陽性が発覚する数日前から少し咳をしていて、長女のコロナ陽性発覚後の翌日(1月10日)に体調悪化。39℃~40℃の高熱、咳、鼻詰まり、嘔吐が1週間ほど続きました。

離乳食も食べれず、夜も高熱と咳、鼻づまりで寝むれず、呼吸も少し苦しそうで心配になったので、深夜にSOS Médecins(フランスの公共緊急医療サービス)に電話で相談。電話越しにお医者さんが次女の呼吸音を確認してくれたりしました。肺炎などの心配はないとのことだったので、とりあえず、解熱剤(ドリプラン)で熱を下げて様子見。

その翌日にかかりつけ医の診療所で予約が取れたので、長女を夫に預け、次女を連れてかかりつけ医のところへ行きました。結果、肺には特に問題なく、ただの風邪かコロナと言われました。「コロナでも赤ちゃんは重症化しないから、解熱剤で熱を下げて、とにかく生理食塩水で鼻をよく掃除するように」とのことでした。

解熱剤ですら口に入れると嘔吐してしまうので、座薬の解熱剤を使用し、鼻の掃除をよくしていたら、食欲も少しづつ戻ってきて、1週間ほどでやっと回復しました。

自宅隔離中の生活

12歳以下の子どもは陽性が判明した日から7日間自宅隔離すれば、再検査なしで8日目から登園可能だったので、長女は1週間自宅隔離しました。(鼻からの検査が嫌いで何回もやらせるのが可哀想だったから)

*5日間の隔離を経て再検査で「陰性」かつ、48時間以内に症状がなければ、6日目から登園可能。

フランスでは、濃厚接触者でもワクチンを接種していて「陰性」なら、隔離の義務はなく、仕事にも普通に行けるので、夫はいつも通りに会社に出勤

*ワクチン未接種者は7日間の隔離→陰性なら隔離終了、陽性なら10日間の隔離。

というわけで、私は娘たちと1週間自宅で隔離生活をすることに。私は陰性なので隔離義務はありませんでしたが、娘たちを外に連れ出すことはできないので、食料品の調達は franprix というスーパーの宅配サービスを利用。

料理する気力がない時はデリバリーに頼っていました。

体調の悪い次女のお世話をしている間は、長女には申し訳ないけど、普段、日中はあまり見せないテレビを見せたり、お絵かきをさせたりして、1人で静かに時間を過ごしてもらったりしていました。本人はテレビに大喜び(笑)

それでも家にいると「マモ~ン、あれやって、これやって」と常にマモンコールが鳴りやまず、私もついイライラしがちに。

無症状で元気いっぱいの3歳児と体調不良で1日中グズグズの0歳児との1週間ワンオペ自宅隔離生活は想像以上に大変でした。一番つらかったのは症状のあった次女だと思いますが、私も心身共に本当に疲れた1週間でした。

幸い、私たち夫婦がずっとコロナ陰性で、夫婦共倒れしなかったのが唯一の救いでした。「この状況で、もし夫婦共にコロナに感染して倒れていたら…」と考えると本当に恐ろしいですね。

以上、2022年コロナのせいで最悪のスタートをきった我が家の体験談でした。

日本でもオミクロン株が猛威を振るっていて、子どもの感染者が急増しているので、集団生活を送っているお子様がいるご家庭は特に不安も大きいかと思います。

コロナの症状は本当に人それぞれなので、我が家の体験談が誰かの参考になるかは分かりませんが、一体験談として記録に残しておこうと思いました。

オミクロン株は軽症で済むとよく言われていますが、後遺症とかも心配ですし、できれば感染したくないですね。

皆さんもお気を付けくださいね!