【フランスで子育て】子どもがかかりやすい病気のフランス語13選

子どもが保育園や幼稚園に入園して、集団生活になると、様々な病気をもらってくることが多くなりますよね。

日本でよく言う「保育園の洗礼」ってやつですね!

私の娘も保育園に入る前は、一度も体調を崩したことがなかったのに、保育園に入ったとたんに風邪をひいたり、様々な病気にかかったりで大変です。

そこで今回は、子どもがかかりやすい病気のフランス語での病名13選をまとめてみました。

フランスで育児中、または、これからフランスで育児予定の方はぜひ参考にしてみてくださいね。

風邪

「風邪」はフランス語で「la rhinopharyngite」。一般的にはよく「le rhume」とも言われています。日常会話では「rhume」の方がよく使われます。小さな子どもはまだ免疫がなく、病原体への抵抗力が弱いので大人よりもよく風邪を引きますね。

水疱瘡

「水疱瘡(みずぼうそう)」はフランス語で「la varicelle」。フランスでは、子どもの水疱瘡の予防接種が義務ではないので、水疱瘡にかかる子どもがたくさんいます。(予防接種を希望すれば1歳以降に受けられるようです)

長女も水疱瘡の予防接種は受けていなかったので、2歳半くらいの時に保育園で水疱瘡が流行り感染してしまいました。

中耳炎

「中耳炎(急性中耳炎)」はフランス語で「l’otite(l’otite moyenne aigüe, OMA)」。「オティット」という発音がちょっと可愛い。主に風邪をきっかけに発症することが多く、3歳までには約80%の子どもが少なくとも1回は急性中耳炎を発症したことがあり、その約半数は3回以上発症したといわれているほど、子どもがよくかかる病気のひとつです。

シラミ

「シラミ」はフランス語で「le pou」。複数形では「les poux」。「プー」という発音が可愛いですが、フランスでは子どもたちの間で頻繁に流行していて、やっかいな昆虫です。子どもが保育園や幼稚園に通いだすと、先生から「クラスでシラミが確認されました。子どもの頭をよく確認して、シラミを発見した場合は必要な措置を取ってください。」と注意喚起のメールが頻繁に届くようになりました。

「シラミ」のことを「petites bêtes」と表現することもよくあります。

手足口病

「手足口病」はフランス語で「le syndrome pieds-mains-bouche」。フランス語だと「pieds(足)mains(手)bouche(口)」となり日本語と語順が少し変わります。夏季に流行し、4、5歳くらいまでの幼児がよく発症するウイルス性の感染症です。

胃腸炎

「(急性)胃腸炎」はフランス語で「 la gastro-entérite」。通称「gastro(ガストロ)」と言われており、下痢、嘔吐、吐き気、腹痛、食欲不振などかなり辛い症状が現れます。ガストロは子どもだけに限らず、大人もかかりますが、学校で集団生活を送る子どもから親に感染するケースも多いです。フランスでは「ガストロにかかったら、とにかくコーラを飲むといい」とよく言われています。

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

「流行性耳下腺炎」はフランス語で「l’oreillons」。日本では1歳になったら、麻疹・風疹の混合ワクチン(MR)ですが、フランスでは流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)も含む三種混合ワクチン(ROR)の接種が義務になっています。

細気管支炎

「細気管支炎」はフランス語で「la bronchiolite」。2歳未満の乳幼児に多く発症するウイルス感染症で、特に冬の12月や1月の寒い時期が流行のピーク。冬になるとフランスのニュースでも「赤ちゃんの間で細気管支炎が流行している」というニュースを見かけることが多くなります。

突発性発疹

「突発性発疹」はフランス語で「l’exanthème subit」または「la roséole infantile」。「sixième maladie 」と呼ばれることも。生後6か月から2歳頃までの乳幼児に多く見られる病気で、4歳以降で発症するケースは稀になります。突然39~40度の高熱が出て3日ほど続くのが特徴で、生まれて初めての発熱であることが多いようですね。

風疹

「風疹」はフランス語で「la rubéole」。たまに「troisième maladie」と呼ばれる。日本では「三日はしか」とも呼ばれるウイルス感染症ですね。フランスでは、風疹ワクチンを含んだ混合ワクチンの予防接種は生後12ヵ月で1回目、生後16~18ヵ月に2回目が義務になっています。

麻疹

「麻疹(はしか)」はフランス語で「la rougeole」。たまに「 première maladie」と呼ばれる。麻疹ワクチンを含んだ予防接種は風疹と同様に生後12ヵ月で1回目、16~18ヵ月に2回目が義務化されています。

扁桃炎

「扁桃炎」はフランス語で「l’angine」。ウイルスや細菌が病原体となって扁桃腺に炎症を起こす病気。主に2歳以上の子どもや40歳以下の若い人に発症例が多いようです。

百日咳

「百日咳」はフランス語で「la coqueluche」。日本語の「百日咳」をそのまま直訳して「la toux des 100 jours」と表現することもあります。フランスでは、百日咳の予防接種も義務になっており、生後2ヵ月と生後4ヵ月、生後11ヵ月に百日咳ワクチンを含んだ混合ワクチンの予防接種を受けます。

いかがでしたか?

子どもが何か病気にかかった時、フランス語での病名を知っておくと、お医者さんの説明もすぐに理解できるし、いざという時に役立つかもしれないですね。