レモン&みかん味の手作りガレット・デ・ロワ

1月ももうすぐ終わり...ということで、今年のガレット・デ・ロワの食べ納めにレモンとみかん味の柑橘系ガレット・デ・ロワを作ってみました。(今年3回目のガレット)

今回は、フランジパーヌ作りにも初挑戦!

フランジパーヌ(仏:frangipane)とは、クレーム・パティシエール(仏:crème pâtissière)クレーム・ダマンド(仏:crème d’amande)を混ぜ合わせたクリームのことです。

*クレームパティシエールはカスタードクリーム、クレーム・ダモンドはアーモンドクリームのことです。

まずは、レモンとみかん(マンダリンオレンジ)のカスタードクリーム作りから。レモンとみかんのゼストと果汁、砂糖、マイゼナ、卵をボールに入れて混ぜ合わせます。

*マイゼナ(MAIZENA)とは、トウモロコシ澱粉で、いわゆるコーンスターチのことです。
 

鍋に移して、中火で4分ほどドロっとしたクリーム状になるまで混ぜたら完成。冷蔵庫に入れて冷やしておきます。

アーモンドクリームはバター、砂糖、アーモンドパウダー、卵を混ぜて完成。

パイ生地の上にレモンとみかんのカスタードクリームとアーモンドクリームを混ぜ合わせたクリームを乗せ、パイ生地の周りに卵白を刷毛で塗ります。フェーブを忘れずに!今回のフェーブは鳥かごにしてみました。

2枚目のパイ生地シートを被せたら、淵を指で押してクリームが漏れないようにします。表面に卵黄を刷毛で塗ったら、冷蔵庫で20分ほど冷やします。今回は、より良い艶感を出したかったので、冷蔵庫で1度冷やした後にもう一度、表面に卵黄を塗りました。

ナイフで模様を描いて、生地が膨らみすぎないように空気を抜くための穴を5つあけました。

温かい部屋で作業しているとパイ生地がすぐに緩んでしまうので、焼く前にもう1度、冷蔵庫で30分ほど冷やしました。

180℃のオーブンで40分ほど焼いたら完成です!

今回は、ケチってモノプリで2個目は70%オフという安いモノプリブランドのパイ生地シートを使用。結果、パイ生地にあまり厚みがなくちょっと残念な感じに仕上がりましたが、焼き立てはあつあつサックサクでとても美味しかったです。

ガレットを作る際は、やっぱりHertaというメーカーの厚みのあるパイ生地シートがお勧めです。

中のフランジパーヌはレモンとみかんの味がしっかりしていて、甘すぎずにさっぱりとした爽やかな感じで家族にも大好評でした。

フェーブは毎回なぜか夫が当ててしまうので、今回はあらかじめ長女にフェーブが当たるように仕掛けました(笑)

初めてフェーブを当てた長女は冠をかぶって大喜び!ガレット・デ・ロワはフランスの子どもたちにとっても1月の楽しみの1つですね。

また来年も色々な種類のガレット・デ・ロワ作りに挑戦してみようと思います。