フランス・ワーホリ メリットとデメリット
はじめに
フランスでのワーキングホリデーと聞くと、お洒落で楽しそうなイメージがありますよね。
現地でフランス語を学んだり、仕事をしたり、観光したり、美味しい物を食べたり、美味しいワインを飲んだり、現地の人たちと触れ合ったり、と楽しそうですよね。
実際、海外での生活は楽しいことがたくさんあります。しかし、大変なこともあるのです。
ここでは、私が実際にワーキングホリデービザでフランスに滞在した経験をもとに、そのメリットとデメリットをご紹介したいと思います。
メリット
自由に1年間過ごせる
フランスのワーホリビザには就学条件や就労制限がないので、自由に自分のプランで過ごすことができます。
自分の好きな期間(最長1年)で語学学校に通ったり、仕事をしたりできます。
ちなみに、私はフランスの地方の語学学校に2ヶ月間通い、パリで9ヶ月間、仕事をしました。
フランスは芸術や料理、音楽など多くの分野で優れているので、そういった分野に興味のある方は本場で専門技術を学ぶのもいいですね。
フランスへ渡航する前は、自分の目的に合ったプランを立てることをお勧めします。
(注)ビザを発行している在日フランス大使館のHPには、ビザを取得するための条件として「フランスを知るための渡航で、なおかつ、仕事に就く意思があること」と表記されているので、ビザ申請時に提出する滞在計画書には仕事に就く意思があることを記載することをお勧めします。
過ごしやすい気候
フランスの気候は日本に比べると年間を通して過ごしやすく感じます。夏は日差しが強いですが、空気がカラっと乾燥しているので、日本のようなジメジメとした暑さはありません。
梅雨がないのも嬉しいですね。
グローバルな環境
世界各地から多くの人がフランス語を学ぼうとフランスを訪れます。なので、語学学校に通えば、多国籍の人と出会うことができ、色々な国の友達を作ることができます。
また、フランスは移民を多く受け入れており、外国人に対してとても寛容な国なので、黒人だったり、アラブ人だったり、アジア人だったりと様々なルーツを持つ人々が暮らしています。フランスにいるというだけで、そこにはグローバルな環境があるので、それぞれの文化や価値観の違い、言語、宗教、歴史などから学ぶことがとても多く、自分自身の文化や価値観などを見つめなおす良い機会にもなります。
美味しい物が食べられる
フランスといえば、美食とスイーツ!日本では高級食材として扱われているフランスの食材もフランスでは気軽に買うことができます。スーパーではチーズやワイン、ヨーグルト、バターなどの種類がビックリするほど豊富に用意されています。
街を歩けば、パン屋さんやケーキ屋さんも多く、普段、日本ではあまり食べないマカロンやクロワッサン、パン・オ・ショコラなど手軽に買って、フランスの食文化を楽しむことができます。
高級なレストランへ行って、本場のフレンチを堪能するのもいいかもしれないですね。
他のヨーロッパの国へアクセスしやすい
フランスはスイスやドイツ、イタリア、ベルギーなど隣接している国があるので、日帰りでの旅行も楽しめます。ユーロスターを使えばイギリスにも片道2時間半ほどで行くことが可能です。
また、パリ・シャルルド・ゴール国際空港からはヨーロッパ150都市以上へ飛行機が就航しています。ヨーロッパ周遊もできるので、旅行が好きな方にとっては嬉しいですね。
デメリット
家賃が高い
フランスの地方は比較的、家賃が安めですが、首都のパリは家賃がとても高いです。
私がパリで借りていた部屋(パリ16区)は10平米で、毎月の家賃は600ユーロでした。日本円に換算すると約7万円です。部屋はかなり小さかったです。ちなみに、6階でエレベーターなし、トイレなしです。同じ階に住む人たちと廊下にあるトイレを共同で使っていました。
パリでは区によっても家賃相場が変わってきます。治安が良い地域は家賃が高めで、治安が悪い地域は家賃が低めです。
家賃を少しでも抑えたいという方にはルームシェアーという選択肢もあります。
治安が悪い
フランスの治安は日本に比べると悪いです。地方によっても差はありますが、特にパリはスリや盗難などの軽犯罪が非常に多いです。私と同じく、ワーホリでパリに来ていた日本人の友人の何人かはスリや盗難、強盗の被害に遭っています。
また、近年、フランスではイスラムによるテロ行為が多発しているので、テロに遭遇する可能性もあります。私がパリに滞在していた時、実際にシャンゼリゼ通りやルーブル美術館前でテロ行為が発生しました。テロが起きるたびに、日本にいる家族や友人に心配をかけてしまいます。
フランスへ渡航する際は、しっかり防犯対策をしましょう。
関連記事:パリでのスリ・盗難の手口とその対策方法
街が汚い
パリの街並みはとっても美しいですが、道端やメトロにはタバコの吸い殻などのゴミがそこらじゅうに落ちています。犬の糞も道のあちらこちらにあります。初めてパリへ来る方はこのような光景に少しショックを受けてしまう可能性があります。
パリでは週末にパリ在住の日本人やフランス人がボラティアでゴミ拾いをしているので、そういったボラティア活動に参加してみるのもいいですね。
さいごに
ここで紹介したメリット以外にもまだまだ多くのメリットがあります。
フランス語も多少は上達しましたし、なにより、フランスの文化を身近で感じることで、より一層フランスという国が好きになりました。また、海外から日本を見ることによって、あらためて日本の良いところを発見することもできました。(個人的な意見です。)
海外での生活は良いこともあれば、もちろん嫌なこともありますが、全てがとても貴重な経験になると思います。
個人的にはフランスでのワーキングホリデー、おススメです!
フランスでのワーキングホリデーをご検討中の方、少しでも参考になれば嬉しいです。
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