ストライキ中のパリの街の様子
2019年12月5日に始まったフランスの大規模なストライキ。
ストライキの詳細についてはこちらの記事【フランス全土で年金改革反対の大規模ストライキ2019】をご覧ください。
2週間が経った現在もまだまだストライキは継続中です。
そこで今回は、ストライキ中のパリの街の様子を少しご紹介したいと思います。
メトロは自動運転の1号線と14号線しか通常運転しておらず、交通網が一部麻痺している状態がずっと続いています。
そのため、仕事へは車や自転車、電動キックボード、徒歩などで移動する人たちが多いです。
パリの街の様子といっても、場所によってだいぶ変わってくると思うので、ここでは私が住んでいる近所の様子を書きたいと思います。
街の雰囲気的には普段に比べてイライラしている人が多い気がします。
特に帰宅ラッシュの時間帯、車移動の人たちは渋滞にイライラして、クラクションをガンガン鳴らすし、徒歩移動の人たちはクラクションの騒音にイライラ!
「うるさいから、クラクションを鳴らすの止めろ!」っと怒鳴って、車に思いっきり蹴りを入れる若い男性も見かけました。
車に乗っていた女性2人は男性に対して逆切れし、ちょっとした言い争いに、、、
あと、ストライキ期間に限らず、フランスではあるあるだと思いますが、よく横断歩道のど真ん中に車が停車するので、歩行者にとってはかなり邪魔。
救急車が自転車専用道路を走っていたりと、道路はかなりカオスな状態です。
そのため、交通事故も多発しています。
我が家の近くはいつもは車の通りも少なく、閑静ですが、最近は夕方になるとクラクションが鳴り響いています。
バスやトラムも一部は運行していますが、停留所はすごい人で、バスやトラムの中は人でいっぱいです。
私は徒歩で移動できる範囲でしか生活をしていないので、移動などに困ることはないのですが、夫は職場まで徒歩で1時間以上かかるため、かなりお疲れの様子です。
フランス国民の半数以上が今回のストライキに賛成しているとはいえ、交通網が麻痺する状態が続くと、皆さん、やはりお疲れのようです。
以上、現地からでした。