【コルシカ島の名物グルメ】フレッシュチーズのパン
前回の記事では、【コルシカ島の名物グルメ】フレッシュチーズのベニエをご紹介しましたが、今回は、フレッシュチーズを使ったコルシカ島の伝統的なパン「Migliacciu(ミヤーチュ)」をご紹介したいと思います。
この料理名はコルシカ語で、単数形では「Migliacciu(ミヤーチュ)」といいますが、2つ以上の複数形では「Migliacci(ミヤーチ)」といいます。
コルシカ島では、一般的に「ミヤーチュ」「ミヤーチ」と呼ばれていますが、一部の地域では「ムヤーチュ」「ムヤーチ」と呼ぶこともあるそうです。
ちなみに、コルシカ島出身の夫は、このパンを「ムヤーチュ」と呼んでいます。
では、さっそく「Mgliacciu(ミヤーチュ)」というパンについて簡単にご紹介します。
このパンは、コルシカ産のブロッチュ(brocciu)というチーズや雌羊やヤギのフレッシュチーズ(fromage frais corse de brebis ou de chèvre)を使用したガレット型のパンです。
温かい状態や冷めた状態でも美味しくいただけます。
コルシカ島の名産である栗の小麦粉(farine de châtaigne)を使用したり、栗の木の葉( feuilles de châtaignier)と一緒に薪やオーブンで焼き上げるのが特徴です。
コルシカ島ならではの名産品がたっぷり詰まっているパンですね。
表面のこんがり焼けたフレッシュチーズは風味がよくカリカリッとしていて、生地はふわふわっで、とても美味しいパンです!
夫も大好きなパンで、コルシカ島に来たら、毎回、必ず買って食べています。
コルシカ島のパン屋さんなどで購入することができます。
値段は、お店によっても異なりますが、バスティア方面の夫の実家の近所にあるパン屋さんでは、1つ約4ユーロで販売しています。
夫いわく、「以前は2、3ユーロくらいで買えたのに、ここ最近、値上がりした」らしいです。
私が知る限り、パリ市内でも「Migliacciu」をテイクアウトできるコルシカの専門店(バー)が一軒ありましたが、残念ながら、現在は閉店していまいました。
もし、パリで「Migliacci」を食べたいなと思ったら、パリ5区にある「U Mulinu」というコルシカ料理専門のレストランでも食べることができます。(*メニューに変更がなければ)
パリで食べると、お値段もそこそこするので、コルシカ島に来た際には、是非、お手頃価格で本場の味を楽しんでみてくださいね!