寒い冬にピッタリのフランス料理~タルティフレット~

2023年12月3日

  

寒い季節には、とろっとろのチーズを使った温かい料理が食べたくなりますよね!

冬にフランス人が好んで食べるものと言えば、「ラクレット(仏:raclette)」や「チーズフォンデュ(仏:fondue au fromage)」を思い浮かべる人も多いと思いますが、「タルティフレット(仏:Tartiflette)」も人気の料理の1つです。

タルティフレットは、スイスとイタリアの国境に接するフランスの南東部に位置するサヴォワ地方の郷土料理で、1980年代頃から人々の間でよく食べられるようになったそうです。

ジャガイモと玉ねぎ、ベーコン(ラルドン)、ルブロションチーズ(仏: Reblochonを使ったグラタン料理の一種。

ルブロションチーズは普通のスーパーで7€くらいで買えました。

   

中身はこんな感じでずっしりと重たいです。厚みもかなりあるので、調理する際、我が家では8等分に切ります。

サヴォワ産の美味しいチーズを使ったタルティフレット、主な材料はたったの4つだけで、作り方もとっても簡単です。

1.ジャガイモと玉ねぎは皮をむいて食べやすい大きさに切る。

2.ジャガイモを下茹でする。(私は鍋で水から茹でますが、レンジでもOK)

3.フライパンに油を引いて、玉ねぎを炒め、玉ねぎがきつね色になってきたら、下茹でしたジャガイモを入れて炒め、その後、ベーコンも一緒に炒める。

4.半分に切ったニンニクを耐熱皿の底にこすりつけて香をつける。

5.耐熱皿に炒めたジャガイモと玉ねぎ、ベーコンを半分入れ、その上にルブロションチーズを半分置き、残りの炒めたものを乗せ、最後に残りのルブロションチーズを上に置く。(ルブロションチーズはあらかじめ8等分に切っておく)

6.200度に予熱したオーブンに入れ、20分ほど焼いたら完成です!

レシピによっては白ワインや生クリームを入れたりする場合もありますが、白ワインや生クリームなしでも美味しくできます。

焼くと皮までとろっとろにチーズが溶けて、じゃがいも、玉ねぎ、ベーコンと相性ばっちり!熱々のチーズが体もほかほかに温めてくれます。シンプルだけれど、寒い冬に食べたくなる美味しい一皿です。

パリのクリスマスマーケットでは、ラクレットと並んでタルティフレットが屋台で販売されているところもあり、クリスマスの時期には海外からの観光客にも大人気です。

日本でルブロションチーズの入手が難しい場合は、カマンベールチーズでも代用可能です。

シンプルな材料で簡単に美味しくできるので、寒い日には是非、タルティフレットを作ってみてくださいね!