フランス語で何と言う?ジブリ映画のタイトル13選

 

世界中で大人気のジブリ映画!もちろん、フランスでも高い人気を誇っており、子どもから大人まで幅広い層に人気です。ちなみに、フランス語では「Ghibli」と書いて「ギブリ」と発音します。Hayao Miyazaki の名も知名度がとても高く、フランス人からジブリの映画について聞かれることも多々あり、ジブリ映画のフランス語版のタイトルを知っていると会話も広がりやすいです。

そこで今回は、ジブリ映画のフランス語版のタイトル13選をブログにまとめてみました。

となりのトトロ

「となりのトトロ」はフランス語で「Mon voisin Totoro(モン・ヴォワザン・トトロ)」。1988年4月16日に公開されたジブリ映画。「Mon」は「私の」という所有形容詞。「voisin」は「隣の」という意味。不思議で可愛らしい架空のキャラクターが出てきて、子どもから大人まで長年愛されている映画ですね。長女の友達の間でもトトロは人気があり、日本のお土産としてトトログッズをプレゼントすると必ず喜ばれます!映画の中に登場する「猫バス」はフランス語で「Le chat-bus」、「まっくろくろすけ」は「Les noiraudes」と言われており、本来の意味は「黒髪で褐色の肌の(人)」という意味です。

千と千尋の神隠し

「千と千尋の神隠し」はフランス語で「Le voyage de Chihiro(ル・ヴォワイヤージュ・ドゥ・チイロ)」。2001年7月20日に公開されたジブリ映画。「voyage」は「旅」という意味なのでタイトルを直訳すると「千尋の旅」になります。世界中から高評価を得たジブリの名作ですね。ハクが千尋におにぎりを渡すシーンを見て、おにぎりの存在も海外で幅広く知られるようになったのではないでしょうか。

紅の豚

「紅の豚」はフランスで「Porco Rosso(ポルコ・ロッソ)」というタイトルで知られています。1992年7月18日に公開されたジブリ映画。1920年代のイタリアのアドリア海を舞台にした映画なので、タイトルもイタリア語。「porco」はイタリア語で「豚野郎」、「Rosso」はイタリア語で「赤」という意味のようです。この映画の中に出てくる名言「飛ばねぇ豚はただの豚だ」はフランス語では「Je suis un cochon, mais je vole.(私は豚だが、私は飛ぶ)」という字幕がつけられています。

もののけ姫

「もののけ姫」はフランス語で「Princesse Mononoké(プランセス・モノノケ)」。1997年7月12日に公開したジブリ映画。「Princesse」は「プリンセス、姫」という意味。少しグロテスクな映像も出てくるので、小さな子どもにはお勧めできない映画ですが、話の内容は素晴らしいですね。

天空の城ラピュタ

「天空の城ラピュタ」はフランス語で「 Le Château dans le ciel(ル・シャトー・ダン・ル・シエル)」。1986年8月2日に公開されたジブリ映画。フランスでは17年後の2003年に公開されました。「Château」は「城」、「ciel」は「空」という意味。

耳をすませば

「耳をすませば」はフランス語で「Si tu tends l’oreille(シ・チュ・トン・ロレイユ)」。1995年7月15日に公開されたジブリ映画。「tendre l’oreille」で「耳をすます、耳をそばたてる」という意味。

風の谷のナウシカ

「風の谷のナウシカ」はフランス語で「Nausicaä de la Vallée du Vent(ナウシカ・ドゥ・ラ・ヴァレ・ドゥ・ヴォン)」。1984年に公開されたジブリ映画。「Vallée」は「谷」、「Vent」は「風」という意味。

ハウルの動く城

「ハウルの動く城」はフランス語で「Le Château ambulant(ル・シャトー・オンビュロン)」。2004年11月20日に公開されたジブリ映画。「ambulant」は「移動する」という意味の形容詞。 主人公ソフィーの生まれ育った街の舞台となっているのはフランスのアルザス地方にあるコルマールという可愛らしい街。      

崖の上のポニョ

「崖の上のポニョ」はフランス語で「Ponyo sur la falaise(ポニョ・スュー・ラ・ファレーズ)」。2008年7月19日に公開されたジブリ映画。フランスでは2009年に公開されました。「falaise」は「(海岸の)崖」という意味。海の近くで育ってきたフランス人の夫はジブリ映画の中で「崖の上のポニョ」が1番好きと言っていました。

猫の恩返し

「猫の恩返し」はフランス語で「Le royaume des chats(ル・ロワイヨーム・デ・シャ)」。2002年7月20日に公開されたジブリ映画。フランスでは2003年に公開されました。「royaume」は「王国」という意味なので直訳すると「猫の王国」という意味のタイトルになります。

風立ちぬ

「風立ちぬ」はフランス語で「Le vent se lève (ル・ヴォン・ス・レーヴ)」。2013年7月30日に公開されたジブリ映画。フランスでは2014年に公開されました。「vent」は「風」、「se lever」は「立ち上がる」という意味の代名動詞。「Le vent se lève, il faut tenter de vivre.(風立ちぬ、いざ生きめやも)」と主人公のニ郎が列車の中で出会った少女、菜穂子と言葉を交わす印象的なワンシーンがありますが、これはフランスの詩人・小説家ポール・ヴァレリーの詩「海辺の墓地」の中の一節を引用したもの。「風立ちぬ」という題名もヴァレーリーのこの詩が原典となっているようです。

君たちはどう生きるか

「君たちはどう生きるか」はフランス語で「Le Garçon et le Héron(ル・ギャルソン・エ・エロン)」。2023年7月14日に公開された最新作のジブリ映画。フランスでは2023年11月1日に公開され、映画が公開されてからたった1週間で70万人以上を動員するほどの人気ぶりです。「Garçon」は「少年」、「Héron」は「アオサギ」という意味なので、直訳すると「少年と(アオ)サギ」という意味になります。英語版のタイトルも一緒ですね。

魔女の宅急便

「魔女の宅急便」はフランス語で「Kiki la petite sorcière(キ・ラ・プティット・ソルシエール)」。1989年7月29日に公開されたジブリ映画。フランスでは2004年に公開されました。「petite」は「小さい」という形容詞、「sorcière」は「魔女」という意味です。映画の舞台となっている国はスウェーデンのようですね。素敵な街並みが印象的な作品で我が家の娘たちも大好きな作品の一つです。

 

いかがでしたか?

フランス語版のジブリ映画のタイトルを知っていると、ネイティブとの会話でジブリ映画が話題になった時に会話についていけるようになりますね。

是非、フランス語学習の参考にもしてみてくださいね!