フダンソウのグラタン / Gratin de blettes
皆さんはフダンソウという野菜を食べたことありますか?
日本ではスイスチャードとも呼ばれている野菜ですが、スーパーで見かける機会も少なく、あまり馴染みのない野菜だと思います。
フランス語では blette(ブレット) または、 bette(ベット)、poirée(ポワレ) などと呼ばれていて、フランスでは夏になるとこんな感じで ↓ スーパーやマルシェの店頭でよく販売されています。
私自身、日本ではフダンソウを一度も食べたことがありませんでしたが、フランスに住むようになってよく食べるようになりました。
そこで今回は、フダンソウを使ったフランスの家庭料理である「 フダンソウのグラタン( gratin de blettes)」をご紹介したいと思います。
まず初めに、フダンソウについて少しご紹介します!
上記の写真の野菜がフダンソウです ↑ サイズはけっこう大きいです!
フランスでは4月から10月くらいのやや暖かい季節にかけて消費量が多くなります。
フダンソウは低カロリーで、ミネラルやカルシウム、ビタミンC、ビタミンE、植物繊維、鉄分などの栄養が豊富に含まれているので健康にとても良い野菜です。
茎の部分は茹でたり、炒めたりして食べますが、葉の部分は生でも食べられるのでサラダなどにして食べてもOKです!
では、「フダンソウのグラタン」のレシピをご紹介します!
【材料】(3~4人分)
・フダンソウ 1束
・ハム 2枚 (お好みで)
・チーズ (種類はお好みで)
ベシャメルソース用
・バター 25g
・小麦粉 20g
・牛乳 250ml
・塩コショウ 少々
・ナツメグ 少々
【作り方】
1.フダンソウを水洗いし茎と葉を分けてカットします。今回は茎だけ使います。茎にはスジがあるので手で食べやすい大きさにカットしながら、スジを取ります。
2.沸騰したお湯にカットしたフダンソウを入れて10分間塩茹でします。葉の部分をグラタンに入れたい場合は、別にして5分間茹でます。茎と葉では茹で時間が違い、別々に茹でるのが面倒くさかったので、今回は茎の部分だけにしました。(笑)
3.茹で上がったら、オリーブオイルを引いたフライパンで軽く炒めます。
4.ベシャメルソースを作ります。フライパンにバターを入れ、弱火でバターを溶かします。バターが溶けたら小麦粉を入れます。まとまるまでよく混ぜます。まとまってきたら、よくかき混ぜながら、牛乳を何度かに分け、少しづつ入れます。最後に塩コショウとナツメグを加えて味付けをしたら完成です。
5.容器にフダンソウとカットしたハムを入れ、ベシャメルソースをかけます。その上にチーズをのせます。今回はSalers(サレール)というフランスのチーズを使用しました。
6.200度に余熱しておいたオーブンに入れ、約20分焼いたら、フダンソウのグラタンの完成です!(ちなみに夫が作りました。)
フダンソウはほんのり甘みがあって歯ごたえもよく、とっても美味しいです!
グラタン以外にもスープにしたり、コロッケやリゾットに入れて食べても美味しいですよ!
ちなみに葉っぱの部分はフライパンで炒め、塩コショウと生クリームで味付けをし、固ゆで玉子と一緒に食べました。ほうれん草のような味です。
葉の部分は特に鉄分が豊富なので、貧血気味の私にはとっても嬉しい一品です。(こちらは私が作りました。)
いかがでしたか?
まだフダンソウを食べたことのない方はぜひ試してみてくださいね!
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