パリ解放75周年記念日

2019年8月27日

2019年8月25日はパリ解放75周年記念日ということで、パリのいたるところで、式典や軍事パレードなどのイベントが行われました。

私も実際にそのイベントに足を運んできたので、その時の様子を写真でご紹介したいと思います。

パリ解放(仏:Libération de Paris)とは、1944年8月19日から同年8月25日に行われたナチスドイツによって占領されていたパリを解放するための戦いです。パリ解放に関する詳しい歴史についてはこちら(Wikipedia)をご覧ください。

私が今回、まず最初に足を運んだ場所はパリの南部に位置するPorte d’Orleans(ポルト・ドルレアン)です。この場所からパレードが始まります。

この場所は1944年にフィリップ・ルクレール将軍が自由フランス軍第2機甲師団を牽いてパリへ入城を果たした場所です。

この日は8月後半にしては珍しく最高気温が33度だったため、特にご高齢の方たちは日陰に入ったりして涼んでいました。

当時の軍服を身に付け、当時の雰囲気を再現しています。

多くの一般の人々も1940年代のファッションを身にまとい、当時の雰囲気を味わっていました。軍事車両の前で記念撮影をしている人もたくさんいました。

軍事用バイクもありました。実際にバイクにまたがって記念撮影する人の姿もちらほら。

あまり見たことのない赤と黄色、紫色の国旗を持っている人たちもたくさんいました。実はこれスペイン共和国の国旗なんだそうです。1931年から1939年の間の第二共和国の市民用の国旗だそうです。今回のパリ解放イベントに合わせてちょっとしたデモ行進も行われていました。

軍事パレードはPorte d’Orleans を出発点として Avenue du Général-Leclerc(ジェネラル・ド・ルクレール大通り)を通り、 Denfer-Rochereau(ダンフェール・ロシュロー)まで続きます。通りの多くのお店にはフランスの国旗が飾られていてお祝いムード一色でした。また、ジャズの生演奏が行われていたりもしました ♪

上記の写真が Avenue du Général-Leclerc です。写真の奥にチラッと見えるのが Saint-Pierre-de-Montrouge という教会です。

こちらが Avenue du Général-Leclerc での軍事パレードの様子です。軍用車両が通るたびに、人々は拍手をしたり、手を振ったり、歓声が上がり、盛り上がっていました。

こちらの車両は何だと思いますか?実はこれ、当時の消防車なんだそうです!なんだかとってもオシャレですよね!

いかがでしたか?

以上、軍事パレードの様子でした。

また、今回のパリ解放75周年記念日に合わせて、2019年8月25日、パリ14区に「パリ解放博物館」( 仏:Musée de la libération de Paris )がリニューアルオープンしました。

場所は、Denfer-Rochereau 駅(RER B 線、メトロ④、⑥号線)から徒歩すぐのところにあり、道路を挟んで観光名所として有名な Les Catacombes de Paris(カタコンブ)の目の前にあります。

住所はこちらです ↓
4 Avenue du Colonel Henri Rol-Tanguy
75014 Paris

詳しい最新の情報はこちらの公式HPからどうぞ。

パリ解放博物館、ぜひ訪れてみてくださいね!