【フランス新型コロナ】屋外でのマスク着用義務解除&夜間外出禁止令解除の前倒し
2021年6月16日(水)、カステックス首相が記者会見を行い、現在のフランス国内のコロナウイルス感染状況や今後の措置等について発表を行いました。
在フランス日本大使館からのメール等を参考に、今回、発表された内容について以下に簡単にまとめてみました。
感染状況
・仏国内の感染状況は予想よりも早いスピードで改善している。
・直近7日間の感染者数平均は1日あたり3200人となり、昨年8月以来最も低い数値となった。
・感染拡大が抑制され、感染状況が終息に向かっていることを示す数値である、1日あたりの感染者数5000人を下回った。
・海外領土・海外県においても同様に、感染状況が大幅に改善している。
・医療機関における病床の逼迫状況も、大きく改善しつつある。重篤者数は6月15日の時点で2000人を下回った。これまで深刻な状況におかれていた各医療機関は、より通常モードに戻りつつある。
今後の衛生措置
・6月17日(木)から屋外でのマスク着用義務を解除。(例外的状況では、マスク着用:集会の場、人混み、行列、市場、スタジアムの観覧席等)
・商業施設、公共交通機関、集会の場、職場等の屋内では引き続きマスクの着用義務が維持。
・23時以降の夜間外出禁止措置は、6月20日(日)から解除。(当初は6月30日まで維持される予定であった)
・ カフェ・レストラン・バー、スポーツ・ジム、文化施設等における収容人数制限は、6月30日まで維持。
ワクチン接種
・3000万人以上が1回目のワクチン接種を終えた。
・夏の終わりまでにすべての大人に接種することを目指す。6月15日から12歳以上18歳未満の国民も、ワクチン接種が可能となった。
ワクチンの接種が加速的に進み、感染状況が改善されたフランス。
2020年の7月20日から始まった約1年間のマスク生活でしたが、6月17日からは屋外のマスク着用義務がなくなり、パリでは早速、マスク無しで嬉しそうに歩く人々の姿が多く見受けられました。でも、まだマスクをちゃんと着用している人も意外と多い印象です。割合的には半々といった感じ。
暑くなってきたので、私も人の少ない場所では、マスクを外して歩いていますが、息苦しくなく、爽快な気分で、何よりもメガネが曇らないのが嬉しい!笑
マスクの生活に慣れてしまっていたから、「マスク無しで外を歩くのって、こんなに気持ちの良いことなんだ」と少し感動しました。
この調子でスムーズにワクチンの接種が進み、早くコロナが終息してくれればいいなと思います。