【フランス新型コロナ】夜間外出禁止令の対象地域拡大
2020年10月22日(木)、カステックス首相やヴェラン連帯・保健大臣らが記者会見を行い、フランス国内の新型コロナウイルス感染拡大防止のための新たな措置を発表しました。
今回は、発表された新たな措置の内容や現在のフランスの感染状況などを在フランス日本大使館から送られてきたメール等を参考に以下に簡単にまとめてみました。
新たな措置
・これまでは、9都市圏=16県に夜間外出禁止令(couvre-feu)が出されていましたが、24日(金)午前00:00から、6週間の期間を想定し、新たに38県と1海外県(フランス領ポリネシア)が夜間外出禁止令の対象になります。合計54県+1海外県が対象。
人口の約3分の2以上にあたる4600万人が夜間外出禁止令の対象になります。
フランスの現在の感染状況
・感染状況は悪化しており、第2波の状態にある。
ちなみに、22日(木)の新規感染者数は24時間以内で41622人!4万を超え、最多記録を更新。
死者も162人と増加傾向にあります。
重篤者数も71人増え、現在合計2319人。
今後も新規感染者数は増え続け、1日あたりの新規感染者数が5万人になる可能性あり。
・コロナ患者による重篤者用のベッド使用率は全国で、44.3%。イル=ド=フランス地域圏では50%超過。
・11月は感染状況がさらに厳しくなり、死者の増加や医療機関にとっての試練が続く可能性あり。
・夜間外出禁止令の対象地域拡大でも、感染状況が改善できなければ、より一層厳しい措置を検討する必要性あり。(夜間外出禁止令の開始時間が17時か19時からになる、または再びコンフィヌモンなど噂されています。)
夜間外出禁止令の対象地域拡大により、少しでも感染状況が改善されることを願っています。
2020年はコロナの影響で、パリのチュイルリー公園やストラスブールのクリスマスマーケット(Marché de Noël)の中止がすでに決定されました。
とても残念ですが、現在の感染状況では仕方ないですね。
夫の職場でもクラスターが発生したりと、感染者が身近にじわじわと増えてきており、もうどこでどう感染してもおかしくない状況だなと感じています。
マスクの着用や手洗い、ソーシャルディスタンスなど、個人個人がしっかりと感染対策を徹底していくことが大切ですね。
1日も早く日常の生活が送れますように。