パリでスリ被害に遭った話【体験談】

はじめに

フランスの首都パリは観光客に人気だけれど、スリなどの軽犯罪が多いという話は皆さんもよく耳にすると思います。

パリに移住してからは、スリなどの被害に遭わないように、日頃から気を付けて生活してきましたが、在仏歴4年目にして、人生で初めてのスリ被害に遭ってしまいました(涙)

今回は、私が実際にパリで体験したスリ被害について書きたいと思います。

パリにお住まいの方やこれからパリで生活予定の方、パリへ旅行される方々の参考になればいいなと思います。

スリ被害に遭った場所

スリ被害に遭った場所は、比較的に治安が良いとされるパリ14区にあるモンスリ公園内(Parc Monsouris )かその周辺です。

モンスリ公園は地元住民の憩いの場となっている広々とした大きな公園です。

スリ被害の状況

2月にしては、天気が良くぽかぽか陽気だったので、午後に、生後1ヵ月の娘をベビーカーに乗せ、モンスリ公園内を1時間半ほどお散歩しました。

冬のバカンス中ということもあり、公園にはピクニックを楽しむ人たちやお散歩をする人たちで溢れていました。

その後、公園近くのスーパーで買い物をして、お会計をしようとしたところ、しっかり閉めていたリュックのポケットのチャックがなぜか全開に!?

「あれっ?もしかして…」と思いながらリュックのポケットの中を確認すると、クレジットカード2枚、保険証(Carte vitale)、滞在許可証(Titre de séjourが抜き取られていることに気づきました。

幸いにも、同じポケットに入っていたパスポートと現金(15€)、クレジットカード1枚は盗まれていなかったので、手元に残っていたクレジットカードでお会計を済ませた後、早急に、夫に電話で被害に遭った事を伝え、カード会社へ連絡してカードを使用停止してもらいました。

公園内で散歩中にスリに遭ったのか、公園からスーパーへ行く途中でスリに遭ったのかは分かりませんが、いずれにせよ馴染みのある場所での被害だったので、ショックでしたが、夫の「C’est pas grave. Ça arrive.(大したことないよ。そういうこともあるよね。」の一言で、少し心が軽くなりました。

それにしても、スリって盗まれても意外と気づかないものなんですね。

いつ盗まれたのかも、犯人がどんな人物だったのかも分からず、モヤモヤした気持ちです。

リュックのポケットに大事な物を入れていた私にも非はありますが、小さな子ども連れを狙うなんて酷い話ですよね。

子どもと一緒だと、犯行に気づいても、犯人を追いかけられなかったり、抵抗できなかったりするので、わざと子ども連れを狙う犯行も多いようです。

原因と対策

今回、スリの被害に遭ってしまった原因と対策を自分なりに考えてみました。

原因

・後ろが見えないリュックのポケットに貴重品を入れていた。

・まさか公園でスリに遭うとは思わず油断していた。

・ベビーカーを押していたので、ゆっくり歩いていた。

 

対策

・リュックに貴重品は入れない。

・必要のない物は持ち歩かない。

・いつでもどこでも常に警戒心を持って行動する。

おわりに

今回は、我が子や自分自身に怪我がなかったのは不幸中の幸いでした。

パリには素敵な魅力もたくさんありますが、やっぱり日本と比べると治安は悪く、危険が多く潜んでいるので、「常に警戒心を持って行動しないといけないな」と改めて感じました。

現在は、コロナの影響もあり、さらに治安が悪くなっているのかなとも思います。

皆さん、お気を付けくださいね!

【関連記事】