【フランス新型コロナ】外出制限等の規制緩和スケジュール４段階
２０２１年４月２９日（木）に、マクロン大統領がインタビューの中で、外出制限等の４段階の規制緩和スケジュール（５月３日～６月３０日）を発表しました。
在フランス日本大使館からのメールやフランス語のニュースを参考に、今回の発表内容を以下に簡単にまとめてみました。
第一段階：５月３日
・夜間外出制限は現行を維持（１９時～６時）
・日中の移動の際の外出証明書を廃止。
・地域間の移動制限を解除。
・中学の第４学年及び第３学年は半数の登校で開校。
・高校は半数の登校で開校。
・テレワークを維持。
・商店の営業は現行のまま。
第２段階：５月１９日
・夜間外出制限の開始時刻を２１時に繰り下げ。
・バー、レストランのテラス営業再開。（１テーブルは最大６人まで）
・商店の営業が再開。
・美術館、記念建造物、観客の着席を前提に映画館、劇場が再開。屋内は８００人まで、屋外は１０００人まで収容。
・屋外及び屋内のスポーツ施設への観客動員を再開する。屋内は８００人まで、屋外は１０００人まで収容可能。
・衛生プロトコルの順守を条件に、屋内及び屋外でのスポーツ活動が再開。
・１０人以上の集会は禁止。
・テレワークを維持。
第三段階：６月９日
・夜間外出制限の開始時刻を２３時に繰り下げ。
・カフェ、レストランの店内営業が再開。（１テーブルは最大６人まで）
・パス・サニテール（衛生パスポート）の提示により、文化・スポーツ施設は５０００人まで収容可能。
・見本市、展示場が再開。パス・サニテールの提示により５０００人まで収容可能。
・接触を伴うスポーツは屋外施設、接触を伴わないスポーツは屋内施設で再開。
・パス・サニテールの提示により外国からの観光客受け入れを再開。
※パス・サニテール（pass sanitaire）は、２日以内に受けた検査の陰性結果またはワクチン接種証明をまとめたものであり、６月よりパス・サニテールの提示により旅行や大規模イベント参加が可能となる。
第四段階：６月３０日
・夜間外出制限を解除。
・各地域の衛生状況に応じ、感染予防措置及び社会的距離の確保を条件として，公衆を受け入れる施設内における人数制限を解除。
・パス・サニテールの提示により、屋外、屋内ともに１０００人以上を収容するあらゆる催し物への参加が可能。
・収容人数の上限は，催し物の内容及び各地域の衛生状況に応じて決められる。
・ナイトクラブは引き続き閉鎖。
各詳細については、５月１０日の週にカステックス首相が発表するようです。
フランスでインド変異株が確認されたりと、まだまだ油断はできない状況ですが、レストランやカフェが再開されるのは嬉しいですね。