【フランスで妊娠】7回の出産準備クラス

2021年1月7日

フランスで出産する際、出産前に産院で助産師さんによる「7回の出産準備クラス( 7 cours de préparation à l’accouchement )」が受講できます。

日本でいう「母親学級」や「両親学級」のようなものです。

講座の開始時期は妊娠7ヵ月頃からで、費用は保険でカバーされるので、すべて無料!

産院によって、講座内容は違ってくると思いますが、今回は、私がフランスで第2子妊娠期間中に受講した出産準備クラスの7つの講座内容を簡単にご紹介したいと思います。

本来、すべての講座は産院で行いますが、今回はコロナウイルスの影響で外出制限中だったため、1講座~4講座はオンラインで、5講座目からは産院で行いました。

人数は1講座につき、5,6人で、1講座は約90分です。中にはカップルや夫婦揃って参加している人たちもいました。

 

1講座目妊娠周期の数え方、赤ちゃんが生まれる仕組み

妊娠周期の数え方や妊娠の仕組み、妊娠中の体の変化、また、実際に骨盤の模型を使って、赤ちゃんがどうやって生まれてくるのかなどを詳しく説明。

2講座目産院へ行くタイミング

陣痛の間隔時間や産院へ行くタイミング、救急で産院に行く場合などについて説明。

・38度以上の熱。
・陣痛
・破水
・大量出血
・胎動が感じられない場合
 

3講座目産院での過ごし方

入院手続きの仕方(個室の申し込み)や入院時に必要な持ち物、赤ちゃんの状態や生活リズムなどについて説明。

4講座目授乳の仕方

様々な授乳姿勢や1日の授乳回数、赤ちゃんの体重の増え方などについて説明。

5講座目退院~退院後、産後鬱

産院から自宅への帰り方や助産師さんの自宅訪問、粉ミルクの作り方、産後ケア(ペリネトレーニング)、避妊用のピル、ベビーブルー、産後鬱にならないための方法&産後鬱になってしまった場合などについて説明。

6講座目無痛分娩と帝王切開

無痛分娩については、実際に注射針を見せてくれ、模型を使ってどこに麻酔を打つのかや麻酔を打つ際の体勢、タイミングなどについて説明。

帝王切開については、緊急帝王切開になる場合や切開の仕方などについて説明。

7講座目呼吸法

実際にバランスボールを使って、赤ちゃんの位置を直す方法や、ソフロロジー式呼吸法(sophrologie)などを学びました。ソフロロジー式呼吸法は鼻からゆっくり息を吸い、お腹を膨らませて、口からゆっくり長く吐くという腹式呼吸。フランスでは、ラマーズ法よりソフロロジー式呼吸法の方が一般的らしいです。

最後は助産師さんと一緒に瞑想をして、ソフロロジー式のイメージトレーニングをして終了でした。

助産師さんはとても親切な方で、何か質問があれば丁寧に回答してくれました。

また、他の妊婦さんたちとも色々と情報交換ができたので、2人目の出産になりますが、出産準備クラスに参加しておいて良かったなと思いました。