パリのど真ん中に羊!可愛いエコムートンたち

皆さんは、「Ecomouton(エコムートン)」の存在をご存じですか?

エコムートンとは、芝刈り機の代わりに芝を食べて芝刈りをしてくれる羊さんたちのことです。芝刈り機による騒音や空気汚染も出さず、人件費などの芝の維持費も削減してくれ、経済的にも環境的にも優しいエコ活動をしてくれています。

2012年にSylvain Girardさんという方がEcomoutonという会社を設立させ、フランスの各地にエコムートンを貸し出しています。

パリでは、高級住宅街が立ち並ぶ7区と15区の間にあるBreteuil大通りにある広場でエコムートンたちを見ることができます。

アンヴァリッドのすぐ近くです。

羊がいるエリアは柵でしっかり囲まれており、安全上、人は入ることができなくなっています。小さな赤ちゃんが2匹いました♡

通りすがりの人々の目を惹き、子どもたちも興味津々で、大人気のエコムートンたち。

雨の日や真夏の日差しが強い日は、避難できるように、木でできた小屋もあります。

注意事項もちゃんと掲示されています。

左から「立ち入り禁止」「羊と遊ばない」「触ってはいけない」「餌をあげてはいけない」「犬立ち入り禁止」と書かれています。

エコムートンたちはOuessant(ウェサン)という世界で最も小さい品種の羊です。

身長は50センチ以下、体重も20キロ以下で、小さいし軽いので、芝を傷めることもないそうです。

ちなみに、Ouessantはブルターニュ地域圏、フィニステール県に属するイギリス海峡に浮かぶ小さな島で、エコムートンとして活躍するウェサン羊はこの島が出身です。

ムシャムシャとひたすら芝を食べる姿が可愛くて癒されます。

パリという都会に住んでいると、なかなか羊を見る機会がないので、羊を見て癒されたくなったら、是非、アンヴァリッド近くの広場へ。

近くには、子どもが遊べる小さな公園もいくつかあるので、お子さんがいらっしゃる方にもおすすめです。