【パリ14区】日本人シェフの美味しいレストラン「KIGAWA」

日本人シェフの活躍が目覚ましいパリ。

今回は、2011年にオープンしたパリ14区にある日本人の紀川シェフが務める地元で人気のレストラン「KIGAWA(キガワ」をご紹介したいと思います。

こちらのレストランでは、旬の食材やフランスならではの食材を存分に活かした本格的なフランス料理を味わうことができます!

場所はパリ14区の市役所のすぐそばにあり、最寄り駅はメトロ④番線のAlésia駅です。モンパルナス駅からも徒歩で行ける距離です。

住所:186 rue du château 75014 Paris
電話番号:01 43 35 31 61
営業日:火曜日~土曜日(12:15-15:00, 19:30-23:30)
お店のHPはこちら
 

コロナ渦で外出制限が発令されていた時期に、1度デリバリーで注文したことがあり、とても美味しかった記憶があったので、今回は、2024年2月13日(バレンタイン前日)に、夫とランチで「キガワ」を訪れてみました。実際に食べた料理やその時の様子などを書きたいと思います。

店内は白を基調とした上品な感じで、結婚式会場のようなエレガントな雰囲気です。客席は20席ほどと、そんなに広くはないので、あらかじめ予約しておいた方がよさそうです。スタッフの方も日本人なので、フランス語が分からなくても、安心して注文や食事ができます。

今回、私たちはmenu carte branche KIGAWA OMAKASE/VIPという1人120€のおまかせコース料理を注文しました。

バレンタイン前日だったためか、お客さんは私たち以外おらず、貸し切り状態でした。もちろん、バレンタイン当日のランチとディナーは予約で満席のようでした。

食前酒には、夫は日本のアサヒビール、私はカシスのキールを注文しました。キールはしっかり冷えていて、さわやかで美味しかったです!

アミューズブーシュはカボチャのスープとmerluという白身魚のフライ。魚の上にかかっていた塩がすごく美味しくて印象的でした。

2皿目のアミューズブーシュはキャビアとマグロのタルタル。キャビアとマグロは良く合いますね。

バターもおしゃれな感じ。ブルターニュ産のバターをクリーム状にしているようです。パンもあたたかくて美味しい!パンを置くお皿もちゃんと用意されていました。

1皿目の前菜はホタテのソテー、ほうれん草とカラマンシーという柑橘類のピュレ添え。ホタテの下にはキヌアがあり、食感も面白く、それぞれの食材の味が活かされていて、見た目も華やかで、とても美味しい一皿でした。

2皿目の前菜はエビのフライ、ヤギのチーズを使ったソース。スプーンの上に乗っているのは何だったか忘れてしまいました。さくさくとした衣が美味しく、ソースとよく合いました。 Rhône(ローヌ産)の白ワインも注文したのですが、そちらのワインとも相性抜群でした。

こちらがメインの魚料理です。スズキのポワレと今年初めて収穫されたアスパラガス。春の訪れを感じられる美味しい一皿でした。

こちらが肉料理のメインです。Ris de veau(リードヴォー)です!日本語に訳すと仔牛の胸腺ですね。料理が提供された後に、紀川シェフがテーブルに来て、黒トリュフを目の前で削ってくれました。こういうサービスは嬉しいですね。高級食材とされているリードヴォーは、夫も私も食べるのは初めてでしたが、クセもそんなに強くなく、ふわっと柔らかくて、濃厚でミルキーな味わいでした。黒トリュフも香高く、贅沢な味わいでした。ビーツのピュレや付け合わせの野菜も美味しかったです。

今回は頂かなかったのですが、お肉料理のメインとして、鳩のロティもこちらのレストランでは人気があるようです。鳩料理を食べてみたい方は是非。

お肉を食べた後のお口直しには、みかんのソルベ。みかんの爽やかな味で口の中がリフレッシュできました。

焼き菓子のデザートはチョコレートのラングドシャとタルトタタン、チョコタルト?でした。どれも一口サイズで可愛らしい。

お待ちかねの最後のデザートは苺のミルフィーユ!サービススタッフの方がチョコレートソースをかけてくれました。シェフの奥様がパティシエさんなので、おそらく、シェフの奥様が考案されたデザートだと思います。

サクサクの生地に苺とクリーム、チョコレートの甘さが交じり合い、重たすぎず、とても美味しかったです。見た目もとってもおしゃれ!

食前酒から食後のエスプレッソまで、とても良い雰囲気の中、美味しく食事ができ、心もお腹も満たされました。

エレガントな雰囲気の中でゆったりと美味しいフランス料理を堪能したいという方にお勧めのレストランです。

機会があったら是非「KIGAWA」を訪れてみてくださいね!