【体験談】パリ⇔羽田の往復でエアチャイナを利用してみた

海外旅行に行く際は、どこの航空会社の飛行機に乗ろうか迷いますよね。

自宅を出発してから目的地に着くまでも旅の一環!ということで、飛行機の中でも快適に過ごしたいと思うのは当然ですよね。

チケットの値段や乗り継ぎ回数・時間、安全性、快適性など様々な点を考慮して、航空会社を選ぶと思います。

私の場合、独身の頃はパリに行く際は、チケットの値段を重視して、カタール航空や大韓航空をよく使っていましたが、子どもが生まれてからは、乗り継ぎをしたくなかったので、日本に一時帰国する際は、毎回エールフランスの直行便でパリと日本を行き来していました。

が!しかし、物価もどんどん上がるこの頃、子どもたちも大きくなったし、乗り継ぎがあっても良いから、なるべく安い飛行機代で日本へ一時帰国したいと思い、今回は、安さが魅力のエアチャイナ(中国国際航空)を初めて使ってみました。行きは北京で3時間乗り継ぎ、帰りの便は北京で9時間の乗り継ぎでした。

実際に、エアチャイナ(エコノミークラス)を利用した感想を書きたいと思います。これから、エアチャイナを利用してみようとお考えの方の参考に少しでもなれば幸いです。

チケットの価格

チケットの価格に関しては、どこの航空会社と比較してもダントツで安かったです。時期にもよると思いますが、私がチケットを買った時の値段は、エールフランスの半分ほどの値段でした。とにかくチケット代を節約したいという方にはおススメです。

チェックイン

エアチャイナは機械で自動チェックインができず、チェックインカウンターに並んでチェックインをしなければなりませんでした。行きのシャルル・ド・ゴール空港では、チェックイン開始時刻前に列に並んでいたので、チェックインが開始してからは15分ほどでチェックインを済ませることができました。帰りは羽田空港でチェックイン開始の約1時間後にカウンターへ行ったのですが、すでに長蛇の列ができており、チェックインをするまでに1時間以上待ちました。子どもたちはぐずってしまい大変でした。長時間待ちたくない人は、チェックイン開始時刻前に並んでおくことをおススメします。

ベビーカーの機内持ち込みについて

私たちが持っているベビーカーは、yoyoというブランドで機内持ち込み可能な小さなベビーカーなのですが、行きの便はチェックインカウンターで、機内持ち込み不可と言われ、しかたなく、飛行機に乗る直前にベビーカーをカウンターに預けました。乗り継ぎの北京でもピックアップすることができず、そのまま預け荷物として送られ、日本に到着するまで、ベビーカーを使うことができませんでした。

帰りの便では、機内持ち込み可能と言われたので、機内に持ち込み、乗り継ぎの際もベビーカーを使用することができたので助かりました。行きの便は、なぜ機内持ち込み不可だったのか謎です。

飛行機の遅延に関して

インターネットの口コミでは、「遅延が多い」という評価をたくさん目にしましたが、今回、私たちが乗った便は、行き帰りともに遅延はなく、時間通りに出発し時間通りに目的地へ到着しました。飛行機の遅延に関しては、天候の状況や乗客の込み具合など様々な理由によっても変わってくるので、何とも言えないですね。

実際に、口コミにもあるので「遅延が多い」というのも事実だと思います。こればかりは運ですかね。

機内の座席&トイレ

座席は「狭いのかな」と思っていましたが、意外と普通の広さで快適に過ごすことができました。トイレに関しては、インターネットの口コミで「汚い」という意見が多くあり、少し心配していましたが、トイレも意外ときれいでした。乗務員さんもビニール手袋をして、頻繁にトイレのチェックを行っている様子でした。

機内エンターテイメント

機内エンターテイメントには正直がっかりしました。画面は小さく、一応タッチパネル式なのですが、指でタッチしてもあまり反応せず、リモコンで操作しないと動きませんでした。リモコンの反応も遅いのでサクサクと画面操作ができず...

映画はほとんどが英語か中国語で、子ども用の映画やアニメに関しては、中国語のみが多く、子どもたちは言葉が理解できないので、音声なしで映像のみを見て楽しむというスタイルでした。子どもたちは映像のみでもまあまあ喜んで観ていたので良かったです。私は本を1冊でも持ってくれば良かったなと少し後悔。

エアチャイナの機内エンターテイメントに関しては、あまり期待しない方が良いと思います。

機内食

機内食は普通に美味しかったです。ドリンクに温かいジャスミンティーが飲めるのも魅力的。子どもたちの機内食は大人と同じでした。おそらく事前に予約すれば、子ども用の特別食があると思いますが、今まで使っていたエールフランスは、特に予約なしでも、子ども用の機内食が出てきたので、機内食の予約までは考えていませんでした。でも、もう5歳と3歳で、大人と一緒の食事を食べられるので、特に食事は問題はありませんでした。

こちらの写真は、行きの便で提供された機内食です。パリ発なのでフランス料理でした。鶏肉のソテーにジャガイモのピュレ、デザートには、St Michelというフランスのメーカーのお菓子。

こちらも行きの便の機内食です。お粥は日本人にとっては嬉しいですね。温かくてほっとする味でした。お粥しか残っていなく、夫も仕方なくお粥になったのですが、フランス人の夫の口には合わなかったようです。

こちらは帰りの便の機内食です。日本発ということもあり、メインは焼うどんでした。卵焼きや唐揚げっぽいものもあり、とても美味しかったです。焼うどんは少し油っぽかったですが、夫も美味しいと言っていました。次女もうどんは完食しました。

軽食にはチョコレートやマフィンもあって、ドリンクも自由に飲むことができたので満足でした。

接客サービス

乗務員さんたちは、とても親切でした。着陸準備でシートベルトをするのを嫌がって泣いていた次女に気づき、さっとお菓子を持ってきてくれたり、子どもに対してもすごく優しかったです。ただ、私がアジア人のため中国人だと思われて、毎回、中国語で話しかけられるのが少し面倒でした(笑)「中国語は話せないので、英語でお願いします」と言うと「Excuse me」と言って、すぐに英語に切り替えてサービスしてくれたので良かったです。

乗り継ぎ

 北京空港に到着したら、国際線乗り継ぎのカウンターで手続きをしないといけないのですが、カウンターに行くと自動化ゲートになっており、パスポートと搭乗券をかざして、顔認証のために顔写真も撮るようなのですが、子どもたちと一緒に通過できるか分からず、案内人もいないので、とりあえず列に30分ほど並びました。

自動化ゲートの奥に係の人がいて、子どもたちと一緒に通過できるかと尋ねたら、できないと言われ、子どもがいるなら横にある有人カウンターで手続きをしてくださいと言われました。大勢の人で隠れていたので気づきませんでしたが、自動化ゲートの隣に有人カウンターが1つありました。「せっかく並んだのに~」と思いつつ、カウンターへ移動し、並ばずにスムーズに手続きをすることができました。

その後、保安検査は長時間待つことなくスムーズに通過できました。

北京空港

行きは北京に早朝に到着し、帰りは夜に到着しましたが、免税エリア内のお店は早朝だと多くが閉まっており、空いているお店はカフェか一部の免税店でした。人も少なくシーンとした雰囲気でした。レストランも少なく、どこも夜21時頃には閉まってしまうので、帰りの乗り継ぎでは、ピザハットでピザをテイクアウトして、空港内のベンチで食べました。

ウォーターサーバーが設置されているので、水筒や空のペットボトルを持っていると無料でお水が飲めるのでおススメです。

子どもたちが遊べる場所は、ターミナルにもよると思うのですが、私たちがいた場所には、大きなパンダのオブジェが2台あり、子どもたちはそれに乗っかって遊んでいました。

夜間早朝は、ほとんどのお店が閉まっていて、本当にやることがないので、とりあえず、子どもたちのリズムに合わせつつ、寝れそうな時は、ベンチに横になって寝たりして、身体を休ませました。

以上、エアチャイナ(中国国際航空)を利用してみた感想でした。

チケットの値段が安いがゆえに、インターネット上の口コミを見ると、ネガティブな口コミが非常に多く、飛行機に乗る前はかなり不安でしたが、乗ってみると、機内食も個人的には美味しかったし、サービスも良いし、遅延もなく、預け荷物も無事に届き、リーズナブルに安全に旅することができ、思っていたより良い印象でした。

機内エンターテイメントは他社と比べると少し劣ると思いますが、安いチケットがあれば、今後またエアチャイナを利用したいなと感じました。

値段重視で、旅費を少しでも安くしたいなという方は、選択肢の一つとしてエアチャイナを視野に入れても悪くないと思います。