お酒で酔った時に使えるフランス語フレーズ10選

2020年3月8日

お酒を飲んで酔っぱらってしまった経験がある人は多いと思います。

酔っている状態の時や食べ過ぎや飲み過ぎでお腹が苦しい時、フランス語でどう表現すればいいのか、ご存じですか?

ここでは、お酒で酔った時に使えるフランス語のフレーズ10選をご紹介したいと思います。

Je suis ivre.

「酔っている、酔っぱらっている」という意味。ivre は「酔った、酔っぱらった」という意味の形容詞。

“Je suis complètement ivre”というと「すっかり酔っぱらってしまった」という意味。

また、同じような意味で、“Je suis ivre mort(e)” という表現もできる。

Je suis cuit(e).

cuit は cuire(焼く) の過去分詞で「焼けた」という意味ですが、話し言葉で「酔っぱらった」という意味もある。

Je suis blindé(e).

酔っぱらった」という意味。blindé には「鋼板で覆われた」や「鍛えられた」という意味がありますが、話し言葉で「酔っぱらった」という意味もある。

Je suis bourré(e) comme un coing.

ぐでんぐでんに酔っぱらった」という意味。bourré は「いっぱい詰まった」という意味の形容詞ですが、話し言葉で「酔っぱらった」という意味もある。coing は「マルメロの実(西洋カリン)」の意味。

他のバリエーション ↓
comme une cantine (食堂のように)
comme un pétard(爆竹のように)
comme une danse auvergnate(オーヴェルニュ地方のダンスのように)
 

また、似たような表現で “Je suis beurré(e) comme une biscotte” というのもある。beurré は「バターを塗った」という意味ですが、「酔っぱらった」という意味もある。

comme un petit Lu と言ったりもする。petit Lu は LUというフランスのお菓子メーカーのバターをたっぷり使ったお菓子。

Je vois les éléphants roses.

直訳すると「ピンク色の象が見える」ですが、「飲み過ぎて幻覚が見える」といった意味で使える表現。

元々は英語の “seeing pink elephants” からきているよう。

J’ai un verre dans le nez.

直訳すると「鼻の中にグラスがある」ですが、ここでは verre はお酒(特に赤ワイン)の意味で、 お酒を飲むと赤ワインのように鼻が赤くなることから、「酔っぱらっているほろ酔い気分である」といった意味になる。

また、同じような意味で “j’ai un coup dans le nez.” という表現もある。

Je suis rond(e) comme une queue de pelle.

直訳すると「私はシャベルの取っ手のように丸い」ですが、「ぐでんぐでんに酔っている」という意味。rond は「丸い」という意味ですが、話し言葉で「酔っぱらった」という意味もある。もちろん、”je suis rond(e)” だけでも「酔った」という意味で使える。

Je suis saoul(e) comme un cochon.

saoul は「酔った、酔っぱらった」という意味。直訳すると「豚のように酔った」ですが、こちらも「ぐでんぐでんに酔っている」という意味の表現。

他のバリエーション ↓
comme un Polonais(ポーランド人のように)
comme un âne(ロバのように)
comme une grive(ツグミのように)
comme la bourrique à Robespierre(ロべスピエールのロバように)

 

Je suis plein comme une barrique.

(食べ過ぎたり、飲み過ぎたりして)お腹がはち切れそうだ」という意味の表現。barrique は「大樽」という意味。

J’ai les dents du fond qui baignent.

直訳すると「浸っている奥歯がある」ですが、「酔っている」や「吐き気がする」、「食べ過ぎた」という比喩的な表現になる。

いかがでしたか?

まだまだ他にも様々な表現がありますが、ここでは私が実際にフランスでよく耳にするフレーズをご紹介しました。

comme を使って「~のように酔っている」といった比喩表現がたくさんありますね。

フランス語は本当に表現豊かだなと感じます。

もし酔っぱらってしまった際は、是非これらのフレーズを使ってみてくださいね!

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