はじめに
エコグラフィー(超音波検査)は、お腹の中の赤ちゃんの姿が見られる貴重な機会。日本では、妊婦健診があるたびに、エコグラフィーで、赤ちゃんの様子を確認すると思いますが、フランスでは、妊娠期間中にエコグラフィーをするのは、基本的に、初期・中期・後期に1回ずつで計3回のみ!
そこで今回は、実際に私がフランスで、第2子の妊娠期間中に行った3回のエコグラフィーの体験談を書きたいと思います。
1回目のエコグラフィー(3ヵ月)
妊娠してから、初めてのエコグラフィーは、妊娠11週目から13週目の間に行います。
かかりつけの医師からもらった紹介状(ordonnance)を持参し、私は12週目の時に、第1子の時もお世話になったエコグラフィーを専門に行っている医師のところへ、インターネットから予約を取り、1回目のエコグラフィーをしてもらいました。
1回目のエコグラフィーで確認できた事↓
・妊娠の確定
・受精日
・胎児の数
・胎児の心拍
・胎児の大きさや重さ
・羊水の量
・胎児に異常がないかの確認
・ダウン症の有無(NITP)
などなどです。
大きなモニターが、診察台の目の前にあるので、胎児のエコ画像を見ながら、丁寧に一つ一つ説明してくれました。
ダウン症の検査はエコグラフィーで胎児の首の後ろの厚みをはかり、ダウン症の可能性が高いか低いかの診断結果をその場で伝えてくれました。結果は「陰性」。
性別も100%確信ではないけれど、「たぶん〇の子だよ」と教えてくれました。
1回目のエコグラフィーは、初めてお腹の中の赤ちゃんの姿を見ることができて、とにかく感動!
2回目のエコグラフィー(5ヵ月)
2回目のエコグラフィーは、妊娠20週目から25週目の間に行います。私は22週目に2回目のエコグラフィーを1回目と同じ医師のもとで行いました。
2回目のエコグラフィーで確認できた事↓
・性別の判明
・出産予定日の確定
・胎児の大きさや重さ
・胎児の向き
・胎児に異常がないかの確認
・口唇裂や口蓋裂などの先天異常の有無
などなどです。
2回目のエコグラフィーではついに性別が判明します!性別は、男の子か女の子かドキドキしますよね。「性別を知りたいですか?」と聞かれたので、「知りたいです」と答えました。結果は、1回目のエコグラフィーで予想されていた性別とは逆でした。
「胎児は逆子だけれど、今の期間は、まだ動くので心配はしなくて大丈夫だよ」ということでした。
最後に4D写真で胎児の眠っているお顔も見ることができました♡
3回目のエコグラフィー(7ヵ月・8カ月)
3回目のエコグラフィーは妊娠7ヵ月の終わり頃から8カ月の初めの頃(31週目から33週目)に行われます。私は妊娠33週目に最後のエコグラフィーを行いました。
3回目のエコグラフィーで確認できた事↓
・出生時の推定体重
・胎児の大きさや重さ
・胎児の向き
・胎児に異常がないかの確認
などなどです。
「第1子に比べると、2人目は少し小さめで生まれるかも」と言われたけれど、平均基準値以内の体重と身長なので心配はしなくて大丈夫だよ」とのこと。
胎児の向きは、逆子ではなくなり、頭がちゃんと下向きになっていました。
2回目のエコグラフィーと同様に、最後に4Dで胎児の顔を見せてくれました。この頃になると顔にも脂肪がしっかりついていて、ふくっらした可愛いお顔でした♡
以上、こんな感じで3回のみの貴重なエコグラフィーが終了。
特に問題なく、お腹の中で赤ちゃんはすくすくと成長している様子です。
ちなみにエコグラフィーの費用は、1回目と2回目は、はっきり覚えていませんが、帰り際に数十何ユーロほど支払いました。(保険が効くので後から何パーセントか返金あり)
3回目のエコグラフィーは完全に無料でした。
おわりに
フランスはエコグラフィーの回数が少ないので、次のエコグラフィーまでの間に「赤ちゃんは、ちゃんと成長しているのか?異常はないか?」など心配もありますが、エコグラフィーの回数が少ない分、エコグラフィーで赤ちゃんの姿を見るのが、毎回、楽しみでしかたありませんでした。
今年はコロナの影響で、エコグラフィーに夫が同伴できず、一緒にお腹の中の赤ちゃんの様子をみることができなかったのが残念でしたが、まぁ、仕方ないですね。
エコグラフィーの専門医や妊婦さんの体調、胎児の状態などによって、検査内容など違ってくると思いますが、これからフランスで妊婦生活を送る方々の参考に、少しでもなれば嬉しいです。