フランス語で何と言う?ディズニー映画のタイトル13選

2023年9月27日

皆さん、ディズニー映画はお好きですか?

幼稚園の年長になる我が家の長女が、最近、ディズニー映画に興味を持ち始め、家でもよく見るようになりました。幼稚園の子どもたちや親たちの間でもディズニーの話題が身近になり、フランス語版のタイトルや映画に登場するキャラクターの名前などを知っていないと会話についていけないことも多くなり、、、大変です!

そこで今回は、ディズニー映画のフランス語版のタイトルについてブログにまとめてみました。

白雪姫

「白雪姫」はフランス語で「Blanche-Neige(ブラシュ・ネージュ」。グリム童話に収載されている人気のドイツの民話です。映画「白雪姫」は、この民話をもとに、アメリカ、ウォルト・ディズニーで製作され、1937年に公開された世界初のカラー長編アニメーション映画。原題は「Snow White and the Seven Dwarfs(英)」で、フランス語では「Blanche-Neige et les sept nains(ブランシュ・ネージュ・ェ・レ・セット・ナン」と言います。「sept」 は数字の「7」、「nain」は「小びと」という意味なので日本語に訳すと「白雪姫と7人の小びと」になります。

シンデレラ

「シンデレラ」はフランス語で「Cendrillon(サンドリヨン)」。フランスの作家シャルル・ロペーの童話をもとに製作された、1950年のディズニーのアニメーション映画。「Cendre」は「灰」という意味なので、「Cendrillon」を和訳すると「灰かぶり姫」になります。シンデレラといえば、「ガラスの靴」を思い浮かべる人も多いはず。ちなみに、ガラスの靴はフランス語で「Pantoufle de verre」。ですが、もともとはガラスではなく「verre(ガラス)」と同音異義語の「vair(シベリアリスの毛皮)」でできた靴ではないかとの説もあるそうです。

美女と野獣

「美女と野獣」はフランス語で「La Belle et la Bête(ラ・ベル・ェ・ラ・ベット)」。ヴィルヌーヴ夫人によって書かれたフランスの民話ですが、現在広く知られているのは、ボーモン夫人によって短縮され、1756年に出版されたボーモン版の「美女と野獣」。1991年にアニメーション映画が公開され、2017年には実写化されましたね。「Belle」は「美女」、「Bête」は「獣」という意味です。実写版でモデルとなっているお城はロワール地方にある「シャンボール城」だそうです。

わんわん物語

「わんわん物語」はフランス語で「La Belle et le Clochard(ラ・ベル・エ・ル・クロシャー)」。1955年に公開されたディズニー映画。「clochard」は「浮浪者」という意味。当初は「貴婦人と浮浪者」という邦題で公開予定だったそうですが、邦題は原題とはかけ離れた題名ですが、タイトルに「わんわん」とあると犬が出てくるお話なんだなと子どもでもイメージが付きやすいですね。

眠れる森の美女       

「眠れる森の美女」はフランス語で「La Belle au bois dormant(ラ・ベル・オウ・ボワ・ドルモン)」。フランスの作家シャルル・ペローの童話で、1959年に公開のディズニーのアニメーション映画。文法的に見ると「dormant(眠っている)」が修飾するのは「bois(森)」だけれど、英語のタイトル「Sleeping Beauty」や物語から考えると、眠っているのは「森」ではなく「美女」ということになりますね。

アラジン

アラジンはフランス語で「Aladdin(アラダン)」。1992年にディズニーが製作したアニメーション映画。アラジンは主人公の名前ですが、フランス語だと発音が「アラダン」になります。フランス人が「アラダン、アラダン」と言って、私は何のことを言っているのかさっぱり分かりませんでした。アラジンとジャスミンが魔法の絨毯(tapis volant)に乗って夜空を飛ぶシーンで流れる音楽「A Whole New World」はフランス語で「Ce rêve bleu」。フランス語バージョンの歌もとっても素敵なので、フランス語の練習に歌ってみるのもいいですね。

ライオンキング

「ライオンキング」はフランス語で「Le Roi Lion(ル・ロワ・リオン)」。1994年に公開されたディズニー映画。「Roi」は「王」、「lion」は「ライオン」という意味です。ミュージカルでも人気の作品ですね。

塔の上のラプンツェル

「塔の上のラプンツェル」はフランス語で「Raiponce(レポンス)」。原作はグリム童話の「ラプンツェル(髪長姫)」で、2012年に公開されたディズニー映画です。お城のモデルになっているのは、フランスの有名な観光名所の1つ「モンサンミッシェル」だそうです。

ふしぎの国のアリス

「ふしぎの国のアリス」はフランス語で「Alice au pays des Merveille(アリス・オウ・ペイ・デ・メルヴェイユ)」。原作は、1869年にイギリスの作家・数学者でもあるルイス・キャロルが刊行した児童小説「Les Aventure d’Alice au pays des Merveille」で、1951年に公開されたディズニー映画です。「pays」は「国」、「Merveille」は「不思議」という意味です。この映画に登場する人気のピンク色の縞模様の猫のキャラクター「チシャ猫」はフランス語で「Chat du Cheshire」。

ファインディング・ニモ

「ファインディング・ニモ」はフランス語で「Le monde de Nemo(ル・モンド・ドゥ・ネモ)」。カナダのケベックでは「Trouver Nemo」というタイトルで知られているようです。ディズニーとピクサー共同制作によって2003年に公開されたアメリカ映画。フランス語では「Nemo」は「ニモ」ではなく「ネモ」と発音されます。「Nemo」はラテン語で「誰もいない(personne)」や「誰でもない(pas un homme)」という意味。ニモのモデルとなっている魚「カクレクマノミ」はフランス語で「poisson -clown à trois bandes」と言うそうです。

レミーのおいしいレストラン

「レミーのおいしいレストラン」はフランス語で「Ratatouille(ラタトゥイユ)」。2007年に公開したピクサーによるパリを舞台にしたアメリカ映画。「Ratatouille」はフランス南部の郷土料理で夏野菜を煮込んで作った料理名です。

アナと雪の女王

「アナと雪の女王」はフランス語で「La Reine des neige(ラ・レーヌ・デ・ネージュ)」。アンデルセンの童話「雪の女王」からインスピレーションを受け、2013年に公開されたディズニーのミュージカル映画。2019年には「La Reine des neigeⅡ」も公開され、世界中で大人気の作品ですね。エルサの衣装はフランスの子どもたちの間でも大人気!主人公の「Elsa」は日本では「エルサ」言われていますが、フランス語では「エルザ」と発音されています。アナ雪の代表的な歌「レット・イット・ゴー~ありのままで」は、フランス語版では「Libérée, Délivrée」というタイトルです。

リトル・マーメイド

「リトル・マーメイド」はフランス語で「La Petite Sirène(ラ・プティット・シレーヌ)」。「Petite」は「小さい」、「Sirène」は「人魚」という意味です。デンマークの作家であるクリスチャン・アンデルセンの「人魚姫」からインスピレーションを得て、1989年に公開されたディズニー映画。2023年には実写化され話題になりましたね。アリエルの親友の黄色と青の魚「フランダー」はフランス語では「polochon(ポロション)」と言われています。「長枕」という意味ですが、「ポロション」という響きがとっても可愛いですよね!

いかがでしたか?

フランス語版のディズニー映画のタイトルを知っていると、ディズニーが話題に上った時にネイティブとの会話にもついていけるようになりますね。

是非、フランス語学習の参考にもしてみてくださいね!