【コルシカ島名物】コルシカ島のチーズケーキ「フィアドーネ」
皆さんは、コルシカ島名物の「フィアドーネ」というデザートをご存じですか？
「フィアドーネ（仏：fiadone）」とは、コルシカ島で有名なチーズ「ブロッチュ（仏：brocciu）を使ったチーズケーキです。
※ブロッチュは、コルシカ島全域で生産されており、羊やヤギの乳を原料として製造されるフレッシュチーズです。羊やヤギの乳による他のチーズを作る際にできるホエー（乳清）を再利用して、それにさらに羊、ヤギの乳を追加して作られます。
フィアドーネは、ブロッチュと砂糖、卵、レモンのゼスト（皮）の４つの材料を混ぜて焼くだけなので、とても簡単に作ることができます。
コルシカ島に滞在中は、近所のパン屋さんでよく購入して食べています。レモンの酸味があり、さっぱり軽やかでとっても美味しいです。
少し水っぽくて、日本でよく販売されている濃厚な味わいのチーズケーキとは、少し異なりますが、これはこれで美味しい！
フィアドーネは軽やかなので、食後のデザートでもペロっと食べられます。
コルシカ島出身の夫もこのチーズケーキが大好きなので、パリのコルシカ専門店でブロッチュを購入した際には自分でフィアドーネを作ったりしています。
パリでブロッチュを買うと高いし、入手が困難な場合は、ブロッチュに似たリコッタチーズ（ricotta）でも代用可。
フィアドーネは、イタリアの中部に位置するアブルッツォ州やモリーゼ州でも有名なデザートで復活祭の日によく食べられるようですが、コルシカ島を訪れた際には是非コルシカ島本場の「フィアドーネ」を味わってみてくださいね！