パリの自宅でラクレットを楽しむ
フランス家庭の冬の定番料理の1つでもあるラクレット(仏:raclette)!
ラクレットとはスイスおよびスイス国境に近いフランスの南東部に位置するサヴォワ地方の伝統料理です。
溶けたチーズの中にジャガイモなどを付けて食べる日本でもお馴染みのチーズフォンデュとはちょっと違い、ラクレットはラクレットチーズの断面を火や熱で温めて、溶けたチーズを削いでジャガイモなどと一緒に食べる料理です。
ちなみにラクレットはフランス語で「削り道具」という意味らしいです。
寒い季節になるとフランスのスーパーなどにはラクレットの商品がずらりと並びます。
11月に入ってから、パリは最高気温が10度を下回る日が多くなり、寒くなってきたので「ラクレットが食べたいなぁ」と思い、先日、自宅で初めてラクレットを食べました。
パリにはラクレットが食べられるレストランもいくつかありますが、我が家の子どもはまだ小さいので、自宅でゆっくりとラクレットを楽しみたいということで、ラクレットグリルを購入しました。
それがこちらです ↓
パリのあちらこちらにある Bazar(日用雑貨がお手頃価格で買える小さなお店)で約40ユーロで購入しました。
Techwoodというメーカーのものです。
クレープ用の鉄板付きなのでクレープも自宅で楽しめるという一石二鳥のお品物。
普通に鉄板としても使えるので、今回はそこでマッシュルーム( champignon de paris)を焼きました。ちょっとしたバーベキュー気分も味わえます。笑
そして、こちらが今回、使用したラクレットチーズとシャルキュトリーです ↑
チーズは燻製のものとクラシックの2種類。
ジャガイモの他に、シャルキュトリーやピクルスなどを付け合わせにして食べます。
ちなみに、ピクルスはフランス語で cornichon (コル二ション)!なんだか可愛らしい発音ですよね。
人生初のラクレット!チーズがとろっとろでとても美味しかったです。
ジャガイモやマッシュルーム、シャルキュトリー、ピクルスともよく合います!
ジャガイモの皮は本来は剥かずに食べるらしいのですが、私はあまり皮が好きではないので、皮は剥きました。
チーズは意外とお腹にたまるので、チーズもシャルキュトリーも全部は使いきれず、また次回のために少し残しておきました。
調理するものといえば、ジャガイモを茹でたり、付け合わせの野菜やきのこなどを焼くだけなので、簡単に準備でき、疲れている日や料理を手抜きしたい日などにはピッタリの料理でもあります。
日本だと、ラクレットチーズやシャルキュトリーはお値段がちょっと高いと思いますが、ラクレットグリルは日本の通販でも販売しているみたいなので、まだ食べたことのない方は是非、ラクレットを食べてみてくださいね!