【フランスで子育て】赤ちゃんの日本のパスポート申請方法

日仏家庭で子ども(日仏ハーフ)が生まれた場合、その子どもは日本とフランスの二重国籍を持つことになるので、大人になって国籍を選択するまでは、日本のパスポートとフランスのパスポートの2つを所持することができます。

日本へ一時帰国する際には、日本のパスポートが必要なので、先日、生後5ヵ月の娘(日仏ハーフ)の日本のパスポートを申請し取得してきました。

そこで今回は、フランスで赤ちゃんの日本のパスポート新規発給の申請から受け取りまでの流れを簡単にまとめてみました。

これから、フランスで赤ちゃんの日本のパスポートを申請予定の方はぜひ参考にしてみてください。

必要書類を準備する

・一般旅券発給申請書
インターネット(こちらのサイト)でパスポート申請書をウェブ入力(所持人自署の署名以外)し印刷します。在フランス日本大使館で申請書を直接入手することも可能です。※20歳以下は5年用のパスポートしか申請できないので、5年用を選択。
 
・6ヵ月以内に発行の戸籍謄本
在フランス日本大使館で出生届を提出してから、約1ヵ月で日本の戸籍に赤ちゃんの名前が記載されるので、赤ちゃんの名前が記載された戸籍謄本を日本にいる両親に頼んでフランスに郵送してもらいました。
 
・パスポート用の証明写真(1枚)
縦4.5cm×横3.5cmで6ヶ月以内に撮影したもの。赤ちゃんの証明写真を街中にある写真機で撮影したり、自分で撮影して印刷したりするのは難しいので、私は近所の写真スタジアムでプロのフォトグラファーに撮影していただきました。娘がなかなか口を閉じてくれなくて苦戦していましたが、なんとか良い写真が撮れました。撮影費用は6枚で15ユーロでした。写真は大使館の方が切ってくれるので、自分では切らずにそのまま持っていきました。
 
・家族手帳または出生証明書
国際結婚や、両親の何れかが外国人等の理由で非ヘボン式ローマ字表記または別姓・別名併記を希望する場合は、家族手帳(Livret de Famille)、出生証明書(acte de naissance)などのローマ字綴りの確認のできる書類も必要とのことで、私は家族手帳を持参し、括弧でフランス人の夫の姓を記載してもらいました。
 
各必要書類の詳細などについては在フランス日本大使館のHPをご覧ください。

在フランス日本大使館で申請

必要書類を持参し、在フランス日本大使館で申請を行います。入り口でセキュリティーチェックを受けた後、受付で身分証を求められるので、自分のパスポートも忘れずに。

窓口で職員の方が必要書類を確認して、記入ミスなどがないかチェック。

あと、「フランス人の夫も子どもの日本のパスポート発給に同意しているか?」と質問されました。もし一方の親が旅券の発給に同意していなければ、少しややこしくなりますが、夫は同意していたので「はい」と答え、書類に不備も無かったので、これでパスポートの申請は終わりです。

パスポートの受け取り     

パスポートは約1週間でできるので、申請した日からちょうど1週間後に大使館に娘と一緒にパスポートを受け取りに行ってきました。

パスポートを受け取る際は、本人でなければいけないため、赤ちゃんのパスポートの場合は必ず赤ちゃんを連れてくる必要があります。

手数料はクレジット払い不可で現金払いのみのため、あらかじめ手数料の50ユーロを現金で用意して行きました。

領収書をもらい、パスポートに記載されている内容に間違いがないか確認し、間違いがなければ、無事にパスポートの受け取りが完了です!

私はパリ市内に住んでいるので大使館へ行くことは簡単ですが、当館遠隔地(イル・ド・フランス外の地域)に住んでいる方は、電話であらかじめ予約をすれば、1日でパスポートを発給してくれる制度もあるようです。詳しくは在フランス日本大使館のHPをご覧ください。

以上、フランスで赤ちゃんの日本のパスポート新規発給の申請から受け取りまでの流れでした。

年度よって必要書類や手数料などの変更がある場合があるかもしれないので、在フランス日本大使館のHPで詳細や最新の情報を確認することをオススメします。