花の名前を使ったフランスの女の子の名前10選

美しく可憐なイメージのある花の名前は女の子の名前として人気がありますね。

日本でも花のイメージからや花言葉にちなんで「さくら」や「かりん」、「さつき」など花の名前が使われるように、海外でも花の名前は女の子の名前として、よく使われます。

我が家の日仏ハーフの娘たち2人は、それぞれ日本名とフランス語名の2つの名前を持っているのですが、長女のフランス語名は生まれた時期にちょうど咲いている花の名前です。

そこで今回は、花の名前を使ったフランスの女の子の名前を10選をまとめてみました。

Fleur, Flora, Flore

Fleur(フルール)」はフランス語で「」という意味。「Flora(フローラ、フロラ)」はラテン語で「花」を意味する「flos」が由来で、「Flore(フロール)」は「Flora」から派生したフランス語の名前です。

「Flora」「Flore」はローマ神話における花と豊穣と春の女神でもありますね。

次女の通う保育園にもFloreという名前の女の子がいます。

Rose

Rose(ローズ)」はフランス語で「薔薇」。ラテン語の「Rosa」が由来。

花の名前の中でも特に人気の高い名前で、2020年のフランスの女の子の名前ランキングでは上位7位に入っています。

次女の通う保育園の先生がRoseという名前で、覚えやすいし、ロマンチックで美しい薔薇を連想させるとても素敵な名前だなと思いました。

Iris

Iris(イリス)」は「アイリス(アヤメ属)」という多年草の花の名前。「iris」はギリシア神話に登場する「虹の女神」で、ギリシア語で「虹」を意味します。

紫や青色の花がぱっと目を引く美しい花ですね。

2020年のフランスの女の子の名前ランキングでは上位19位にランクインしています。

Capucine

Capucine(キャプシーヌ)」はフランス語で「金蓮花(キンレンカ)」。

ラテン語の「cape(ケープ)」が由来です。

フランスで有名なモデル・女優さんにキャプシーヌさんがいますね。(本名はジェルメーヌ・ルフェーブル (Germaine Lefebvre)ですが、芸名はキャプシーヌ)

フランスのテレビ司会者、女優、プロデューサーのCapucine Anavさんも有名ですね。

2017年には、フランスの女の子の名前ランキング上位28位にランクイン。2020年には上位50位にランクインしています。

Camélia

Camélia(カメリア)」はフランス語で「椿(ツバキ)」。

椿は日本原産の花ですがフランスでも人気のある花です。

フランスの有名ブランドのココ・シャネルのモチーフにもなっていますね。

Violette

Violette(ヴィオレット)」はフランス語で「スミレ」。

ラテン語の「viola(スミレ属)」が起源。紫色の花びらがきれいなお花ですね。

Lilas

Lilas(リラ)」はフランス語で「ライラック」。日本でも「リラの花」と言われていますね。

甘くて優しい香りが特徴のヨーロッパ原産の花で、春になるとフランスでもよく見かける花の一つです。

短くて可愛らしい響きの名前ですね。

Marguerite

Marguerite(マルグリット)」はフランス語で「マーガレット」。

Margueriteという名前はギリシャ語のMargaritèsが起源で「perle(真珠)」という意味があります。

「好き、嫌い、好き、嫌い…」と恋の行くへを占う花占いに使われる花で有名ですね。

フランス語でも「On l’aime, un peu, beaucoup, passionnément, à la folie, pas du tout…」と恋占いにマーガレットが使われます。

白くて可愛らしい花からは純潔さや清らかさがイメージできますね。

Magnolia

Magnolia(マグノリア)」はフランス語で「木蓮(モクレン)」。

中国が原産地ですが、フランスでも春になるとよく見かける花です。花びらのピンクと白のグラデーションがとても美しく青空によく映えます。

Magnoliaという名前は珍しいらしいですが、女の子の名前として使われています。

Jacinthe

Jacinthe(ジャサント)」はフランス語で「ヒヤシンス」。

春先に咲く香の良い花ですね。

ヒヤシンスという名前は、ギリシャ神話に登場する美少年「ヒュアキントス」に由来しています。

以上、

花の名前を使ったフランスの女の子の名前10選をご紹介しました。

どれも素敵な名前ですよね!

ここでご紹介した以外にも「lys(リス)」や「Églantine(エグランティーヌ)」など花や植物が由来の名前がまだたくさんあります。