フランス人の配偶者ビザ申請方法

2019年8月17日

フランスでの婚姻手続きが完了したら、配偶者ビザの申請が必要になります。
パスポートにビザを張ってもらわなければいけないので、1度日本へ帰国し、在日フランス大使館でビザの申請をし、フランス人の配偶者として、再びフランスへ入国します。

今回は私が体験したフランス人の配偶者ビザ申請から取得までの流れをご説明します。

注意)年度によって申請方法が変更されている場合もあるので、申請する際は必ず、在日本フランス大使館のHPで最新の情報をチェックしてくださいね。

必要書類を揃える

私が準備した書類は以下の通りです ↓

① 申請書類チェックリスト
② 長期ビザ申請書
② パスポートの原本とコピー
③ 証明写真1枚
④ フランス婚姻証書謄本の原本とコピー(copie intégrale de l’acte de mariage francais)
⑤フランスの家族手帳(livre de famille francais)
⑥フランス人配偶者の証明書
*ビザの受け取りを郵送で希望の方は名前と住所を明記したレターパック510を準備します。

必要書類の詳細については在日本フランス大使館のHPに記載されています。
②は在日本フランス大使館のHPからダウンロードして記入します。

フランスで結婚するときの書類準備に比べたら、ビザを申請するときの書類準備はだいぶ楽でした。

ビザ申請のため予約を取る

ビザを申請するためには在日本フランス大使館のHPのビザ申請予約システムから必ず予約を取ります。申請はフランス入国予定日の3ヶ月前から可能で、少なくとも3週間前までに行うことが強く推薦されています。予約が完了したら予約票を印刷します。予約票はビザセクション入館時に提示が求められるので、必ず印刷しておきましょう。

私のケース)
すぐに予約が取れるだろうと思っていたら、フランス入国予定日の1週間前くらいまで、予約がぎーっしり埋まっており、かなり焦りました。結局、ビザの申請は入国予定日の1週間前になってしまいました。時期によって込み具合が違うと思いますが、できるだけ早めに予約を取っておくことをオススメします。予約はオンラインで可能なのでフランスにいる間に予約をとってもいいかもしれないですね。

在日フランス大使館へビザを申請しに行く

当日は予約した時間に、必要書類をすべて持参し、申請者本人が在日フランス大使館へビザを申請しに行きます。ビザセクション入り口で予約票を提示後、セキュリティ―チェックを受け、待合室で名前が呼ばれるまで待ちます。名前が呼ばれたら、窓口の担当職員に書類を提出します。指紋の採取を行い、ビザ用の顔写真を撮ったら申請は終了です。最後に、QUITTANCE DE FRAIS DE DOSSIER LONDRES ( Aambassade )という紙をもらいます。この紙にはビザの進歩状況をインターネット上で確認するために必要な数字が書かれています。

私を担当してくれたのは感じの良い日本人の女性でした。出発日まで1週間しかないことを伝えると「できるかぎり早くビザができるよう努力しますね」と言ってくれました。出発日までに間に合わないと半分あきらめかけていたので、ちょっと期待が持てました。こんな感じで、良い雰囲気の中、無事にビザの申請が終了しました。

在日フランス大使館

〒106-8514 東京都港区南麻布4-11-44

審査結果を待つ

審査結果は時期や人によっても異なりますが、約1週間後にでます。在日フランス大使館のHPから申請したビザの進歩状況が確認できます。
私の場合、出発日まで1週間しかなく、間に合うかドキドキしていましたが、申請した日から4日後にはビザが発給されました。

ビザの受け取り

郵送を希望していた場合は、郵送でパスポートが手元に届くまで待ちます。私は出発日ギリギリだったので、直接、大使館にパスポートを受け取りに行きました。パスポートを受け取ったら、ビザがしっかり貼られているか確認します。また、フランス入国後に移民局(OFII)へ提出するフォームも付いているか確認します。この2つがパスポートに付いていればOKです!これで、フランス人の配偶者としてフランスに入国できます。

*2019年2月18日よりOFII の登録方法が変更したみたいです。OFII のフォームは必要無くなり、フランス入国後3か月以内にインターネット上での登録が必要らしいです。

以上、ここではフランス人の配偶者ビザ申請から取得までの流れをご説明しました。
フランス入国後は移民局(OFII)でビザを有効化させる手続きが待っています。