【フランスの家庭料理】ブッフ・ブルギニョン

フランスの家庭料理の一つ、「ブッフ・ブルギニョン(仏:Boeuf Bourguignon)」。

日本語では「牛肉のブルゴーニュ煮」や「牛肉の赤ワイン煮」と呼ばれたりしていますが、その名の通り、牛肉を野菜やマッシュルームなどと一緒に赤ワイン(ブルゴーニュ産)でコトコト煮込んだ煮込み料理です。

我が家では、夫がいつもブッフ・ブルギニョンを作ってくれるのですが、今回は、私も挑戦してみたいと思い、こちらのフランス語のレシピを参考にして、初めてブッフ・ブルギニョンを作ってみました。

以下にレシピを簡単にまとめてみました。

【材料】(4人分)

ブッフ・ブルギニョン用の牛肉 0.7kg
バター 40g
人参 2本
小麦粉 40g
牛肉の固形ブイヨン 2個
ベーコン 134g
新玉ねぎ 10個ほど
セロリ 適量
ブーケガル二 1束
マッシュルーム 167g
ニンニク 2切れ

赤ワイン 1本半

【作り方】

フランスでは、ブッフ・ブルギニョン用の牛肉(viande bovine bourguignon a mijoter)がスーパーの牛肉コーナーに売っているので、そちらを購入して作りました。

1.参考にしたレシピには、あらかじめ牛肉を赤ワインに漬ける必要はありませんが、ちょうど家に飲みかけの赤ワインがあったので、牛肉を食べやすい大きさに切り、冷蔵庫で赤ワインに半日くらい漬け込みました。

2.人参の皮を剥き、輪切りにします。新玉ねぎ(oignon blanc)は丸ごと使うので葉の部分だけ切り落とします。ニンニクは半分に切って芽を取り除き、包丁で上から押して潰します。

3.ココット鍋にバターを入れ溶かし、新玉ねぎとベーコン(lardon)、セロリ(お好みで)を入れて玉ねぎがこんがりきつね色になるまで炒めます。炒め終わったら別の容器に移します。(バターは鍋に残します)

4.同じココット鍋に牛肉と人参を入れて強火で5分ほど炒めます。

5.牛肉の側面にしっかり焼き色が付いたら、小麦粉を入れて混ぜます。

6.お湯(50cl)で溶かした牛肉の固形ブイヨンを鍋に入れ、先ほどの炒めた新玉ねぎとベーコン、セロリを入れます。肉が隠れるまで赤ワインを注ぎ、塩コショウをして、ブーケガルニとニンニクを入れます。沸騰させたら、蓋をして弱火で約3時間煮込みます。

7.3時間煮込んだら、ブーケガルニを取り出し、薄切りにしたマッシュルームを入れ、蓋をしてさらに30分煮込んだら完成です!

ブッフ・ブルギィニョンは、タリアテッレというイタリアのパスタや茹でたジャガイモを付け合わせとして、一緒に食べるのが一般的のようです。

私たちも1日目はタリアテッレを付け合わせに、2日目はマッシュポテトを付け合わせにして食べました。

今回は、特にブルゴーニュ産のワインを使用せず、数ユーロで買える安い赤ワインを適当に選んで使用しましたが、とにかくお肉が柔らかく、野菜にも味がしっかりと染みていて、美味しくできました。

2日目の方がソースにとろみが出て美味しかったです。

パスタやジャガイモにもよく合います。

一見、作るのが難しそうなフランス料理ですが、基本的には煮込むだけなので、時間はかかりますが簡単にできました。

皆さんも是非、ブッフ・ブルギニョンを作ってみてくださいね!